コンビニ地元の飲食店がコラボした商品のCMを見て、「首里 東道Dining（シュリトゥンダーダイニング）」のオーナーさんと以前お目にかかっていたことを思い出しました。

お目にかかっただけでお店に伺ったことはなかったので、「首里 東道Dining」にようやくお邪魔してきました。

「首里 東道Dining」はこんなお店

「首里 東道Dining」は龍潭通りのローソンの4階にあるのですが外観に看板がないので、ちょっとわかりにくいと思います。店内にある大きな窓からは再建中の首里城を一望できる隠れ家レストランです。

「首里 東道Dining」は琉球伝統料理と沖縄の食材を使った創作料理、モダン宮廷料理が味わえます。

店名の「東道（トゥンダー）」とは、琉球漆器の蓋つきの盆「東道盆（トゥンダーボン）」が由来で、東道盆とは琉球王国で宮廷料理を盛りつけていた漆器のことで、私は博物館などで展示されているのを見たことがあります。

「首里 東道Dining」の店内は

矢印の脇道を入り建物の裏手に回ります。

こちらのアプローチを通って右奥のエレベーターに乗ります。

ドアがわからなくてキョロキョロしてしまいましたが、こちらの白い扉を開けて入ります。

店内に入ると大きな一枚窓が目に飛び込んできます。

バーカウンターには泡盛などのお酒が並んでいます。テーブル席が12席の隠れ家レストランです。

ディナータイムは1日1組のみの完全予約制となっていて、記念日などに利用される方が多いそうです。オーナーさんがお料理を旦那様がバーなど客席を担当されています。

ランチタイムはもうひとりの女性スタッフが担当されていて、予約なしで利用できます。

「首里 東道Dining」から首里城が見渡せます

ランチメニューはこちらです。

私がお邪魔した時はラフテー御膳と沖縄そばがありましたが、季節によってメニューが変わることもあると伺いました。

私はラフテー御膳を選んで、窓から首里城を眺めながら待つことにしました。

首里城は2026年再建予定で工事が進んでいます。写真奥が首里城で、左側の大きな建物は素屋根（すやね）で、覆いの中で正殿の工事が進められます。右隣にあるのが木材倉庫で木材の保管や加工作業が行われます。窓から首里城の見学通路を歩いている方まで見えて驚きました。

オーナーさんから2019年に首里城が火災に遭った様子も見えたと伺ったことがあります。

ランチメニューのラフテー御膳を食べました

「ラフテー御膳」はこちらです。

オススメの食べ方を説明していただいたので、書いてある順番で食べました。

まずはそのまま。ラフテーは首里の玉那覇味噌醤油のお味噌と泡盛で、じっくり煮込んであります。ラフテーはしょう油で煮込むのが多数派だと思いますが、味噌のこっくりした旨味が加わっていました。

次にご飯にワサビと味噌を付けて食べて、その次にはご飯に味噌を付けて刻みのりを乗せて食べます。おいしい味噌だれを残さず食べられてお行儀悪くないっていいですね。小鉢とアーサー汁も付いています。

シャーベット

デザートはシークヮーサーシャーベットにドラゴンフルーツが添えられたさっぱりタイプでした。

日に日に再建されていく首里城を眺めながら食べるランチは贅沢な気分でした。週に2日だけの営業がもったいない気もします。少人数で是非どうぞ。

「首里 東道Dining」の基本情報

地図はこちらです。