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子どもが学校に来ていないとき、先生はこんなに大変!保護者が知らない先生の心配事とは?

ナナホシ教育/子育て/学校

 学校に通う子どもたちにとって、欠席は避けられないこともあります。病気やケガ、家庭の事情など、さまざまな理由で学校を休むことが必要な場合があります。しかし、そのような場合でも、保護者から学校に欠席連絡をすることはとても大切なことです。欠席連絡をすることで、学校は子どもの状況を把握し、適切な対応や支援を行うことができます。逆に、欠席連絡をしないことで、先生は子どもの安否や理由が分からず、心配や不安になることがあります。この記事では、保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、学校の先生がドキドキと心配していることを、以下の5つのポイントに分けて紹介します。

子どもが病気で苦しんでいるのか心配!

 保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、学校の先生が最も心配することの一つは、子どもが病気で苦しんでいるのではないかということです。たった一人の子が連絡なく休んだとしても、その病気の状態や重さなどが分からないと、学校の先生は不安になります。

 だから、子どもがお休みをしたときに先生が、「ご飯を食べることができていますか?」と聞いているのは、ただの興味本位ではなく、本当に心配しているのです。「お腹を痛がっていて、食欲がないんです。」と話を聞くと、学校に来た時にもしかしたら給食が食べられないかもしれないなど支援を考えます。ただ、保護者からの連絡がないと、それができません。保護者からの連絡は、児童の病気に対する学校の対応をスムーズにするだけでなく、学校の先生の心配を和らげることにもなります。

子どもが病院に行っているのか心配!

 保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、学校の先生は、子どもが病院に行っている可能性も考えます。病院に行っているということは、それほど病気やけがが深刻であるのだろうと考えます。「何か大きなけがをしたのかな?」「もしかして、熱を出した?」など心配します。

 また、病院へ行くとなると、その日は欠席するのか、それとも遅刻をするのかどうかが気になります。時間割次第では、音楽室や図工室など別の教室で授業をしている場合があるからです。その他にも、給食が必要なのかそうでないのかなど、対応を考えるため、心配になります。

子どもが寝坊しているのか心配!

 保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、学校の先生は、子どもが寝坊しているのではないかと心配します。寝坊しているということは、夜更かしや睡眠不足、起床時刻の管理や目覚まし時計の設定など、生活リズムや習慣に問題がある場合があります。学校の先生は、子どもの睡眠の質や量、生活リズムや習慣などを把握して、保護者と協力したいと思っています。学校の先生は、子どもの寝坊が習慣化してしまい、学習や生活に支障が出ないか、心配になります。

子どもが悩んでいるのか心配!

 保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、学校の先生が心配することの一つは、子どもが何か悩んでいるのかと心配になります。学校での友達関係や先生との関係、家庭で何かあったのではないかということです。例えば、「昨日〇〇ちゃんが帰るとき泣いていたよ。」など、他の子どもが教えてくれると、心配になります。そんな時は、すぐに「どんなことがあったの?」と聞き取りをします。

 また、家庭で親や兄弟の病気など、保護者のトラブル、虐待など、学校ではわからないこともあります。学校の先生は、子どもが楽しく学校に通えるようにサポートをしたいと考えています。そのため、連絡がないと心配になります。

子どもが事件や事故などに巻き込まれていないか心配!

 保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、子どもが何か事件や事故などに巻き込まれていないかということです。

 警察署には日々不審者情報が送られてきています。必要以上に心配する必要はないのですが、心のどこかで不安を抱えてしまいます。交通事故も同様です。朝の登校時には車の交通量が多いので、もしかしたらと心配になります。

まとめ

 保護者が子どもの欠席連絡を忘れた時、学校の先生は子どもの安否や理由に関することで心配します。学校の先生は、子どもの状況を把握し、適切な対応や支援を行いたいと思っています。しかし、保護者からの連絡がないと、どのように対応すればよいかわかりません。不安でいっぱいになってしまうのです。

 だから、朝の会で子どもが学校に来ていないことを知ると、すぐに子どもの家庭へ電話をします。すぐに電話がつながらない時は、もう一度電話をかけます。できれば、1時間目が始まるまでに確認をしておきたいのです。授業が始まってしまうと、先生は自由に動くことができなくなるからです。どうしても、保護者に連絡がつながらない場合は、校長先生などへ報告をして、不安な気持ちを抱えながら教室へ戻ります。

 ですから、保護者から「すみません。娘が朝からお腹の調子が悪くて、登校に間に合いませんでした。バタバタしていて、連絡が遅れました。」などと連絡があった時、先生は「心配だったけど、理由がわかってよかった。」という気持ちになるのです。

教育/子育て/学校

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