2010年3月23日に富士宮市と編入合併した芝川町。

富士宮市芝川は、渓流や滝など、美しい富士山の恩恵を感じることができます。

富士富士宮線沿いセブンイレブン富士宮羽鮒店さんの手前を右折、認定こども園芝川リズムさん周辺は、旧芝川町時代の1998年に、水田農業確立対策推進事業でほ場整備された水田が広がっています。

完成記念碑右側には、平成元年ほ場整備組合が結成され完成までの経緯が記された石碑が設置されていました。

水田には安居山用水末端の羽鮒用水の豊富な水が引かれていて、石碑のすぐ横には滝のように勢い良く水が流れ落ちていました。

棚田上段の道は農耕の車両以外あまり通らないような道です。

用水路付近でよく見かけるシオカラトンボが飛んでいたり、カエルの合唱が聞こえたり、目で、耳で、自然を感じます。

この道路から田んぼを振り返ってみると、羽鮒山の裾野に広がる千枚田は、長閑でほっとする景色を作り出していました。

秋になると水田の法面に彼岸花が咲き、綺麗なんだとか。

富士宮と合併して芝川という地名が住所欄から消えてしまい、寂しい気持ちになりますが、合併前の旧村名は現在の住所として存続しています。

そして芝川時代に町営で行った土地改良事業でほ場された農地は、保全管理を行ったり小学校の児童が田植えから稲刈りまでを体験する農業体験教室を行い、後世に引き継がれています。

羽鮒千枚田：上羽鮒字南田坂本（芝川リズムさん周辺）