冒険を心に刻むクルマ。ディフェンダーの世界観を表現するイベントが開催。
最上位モデルの日本初公開も
このイベントでは、2024年7月に発表されたディフェンダーの最上位モデル「OCTA」が一般向けに日本初公開。多くの来場者が足を止めて見入っていた。 OCTAは、ディフェンダー史上最強の4.4L V8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力635ps、最大トルク750Nmを発揮。0-100km/h加速はなんと4.0秒、最高速度は250km/hと、スポーツカー並みの性能を誇る。さらに、最大渡河水深が従来の90cmから100cmに向上し、オフロード走破性能も強化されている。 ◾️ディフェンダーを約30年撮り続けた写真家が語る イベントのなかで、オーナー限定のミートアップ「DEFENDER & BREAKFAST」も開催。ここでは、オーナー同士の交流や愛車の記念撮影、アワード表彰などが行われ、コミュニティの親睦が深まる。 スペシャルゲストで登壇したのは、ディフェンダーのオフィシャルフォトグラファーであるニック・ディンブルビー。子どもの頃に見たキャメルトロフィーでのディフェンダーの勇姿に惚れ込み、写真家になってからはディフェンダーとともに87カ国を旅してその姿を写真に収め続けた。 ウユニ塩湖を走るディフェンダーの隊列をヘリで空撮し、50℃の灼熱の中を、マイナス40℃の寒冷地を、走り続けた。ロンドンからインドのムンバイまでのグランドツアー、ヒマラヤ山脈の険しい地形のなかを探検家たちとともに駆け抜けた。そんな思い出を写真とともに振り返り、オーナーたちに冒険のストーリーを共有した。 ◾️家族とのかけがえのない思い出をつくる イベントでは家族連れやペット同伴者むけの多彩なアクティビティを用意。ドッグスポーツアジリティ講座やキッズ向けのシャボン玉体験、ラグビー体験、子ども向けの障害物レースイベントであるスパルタンキッズ ミニレースチャレンジなど、家族で楽しむアウトドア向けの遊びをさまざまな角度から提案する。 「DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024」は、ディフェンダーの持つ多面的な魅力を都市部で体感できる貴重な機会だった。試乗体験やワークショップ、ライブパフォーマンスなど、多彩なコンテンツが融合し、来場者はディフェンダーの世界観にさまざまな角度から触れる。 興味深かったのは、家族連れでの来場者の比率が非常に高かったこと。ディフェンダーはただのSUVではなく、家族とともに冒険の物語を紡ぐパートナーだ。ディフェンダーの優れた走破性能で泥道や険しい山道をこえ、そして未踏の景色と出会う瞬間は、心に強く刻まれる一生の思い出になる。 そんな思い出をディフェンダーで紡いだ子どもは、いつか大人になり、また新しい「家族との冒険」の記憶を作り、絆を深めていく。その繰り返しにより、ディフェンダーの物語は次世代へと受け継がれていく。その数々のストーリーは、時代を超えて色褪せないものだ。
Forbes JAPAN 編集部