『愛と哀しみのボレロ』デジタルリマスター版、11月公開へ 新たなビジュアル&予告編も
クロード・ルルーシュ監督のフランス映画『愛と哀しみのボレロ』のデジタルリマスター版が、11月22日よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて公開されることが決定した。 【写真】『愛と哀しみのボレロ ーデジタル・リマスター版ー』場面写真 本作は、2024年のヴェネチア国際映画祭で新作を披露し、「監督・ばんざい!賞」を受賞したルルーシュが構想と準備に5年、撮影に約1年4カ月を費やした1981年公開の群像劇。時代は1930年代。フランス、アメリカ、ロシア、ドイツに住むとある四家族は、音楽やバレエなどの芸術に勤しみながら、愛する者たちと日々暮らしていた。しかし、第二次世界大戦が勃発。それぞれが戦禍に巻き込まれ、彼らの運命は交錯していく。そして時代は1980年代まで進み、物語は戦争を生き残った者たちと、その子孫たちへと受け継がれていく。 『シェルブールの雨傘』のミシェル・ルグランと『男と女』のフランシス・レイが音楽を担当し、モーリス・ベジャールによる振り付けをバレエダンサーのジョルジュ・ドンが踊っている。公開日の11月22日は、劇中でも流れる「ボレロ」が1928年にパリ・オペラ座にて世界初上演された日でもある。 あわせて公開されたメインビジュアルには、天才ダンサー・ドンの躍動感溢れる跳躍が捉えられている。 また、新たな予告編も公開。アメリカの作家ウィラ・キャザーの印象的な引用からはじまり、第二次世界大戦によって引き裂かれた家族と世代を越えた親子を結びつける楽曲「ボレロ」が印象的に響いている。
リアルサウンド編集部