壇上で思いを語る中学生（京都市中京区・ハートピア京都）

　中学生が日頃抱いている思いや社会への提案を発表する「第46回少年の主張京都府大会」が22日、京都市中京区のハートピア京都であった。府内の中学生14人が、家族の大切さや多様性の理解について力強く訴えた。 【地図】大会が開かれた京都市中京区 　府青少年育成協会や府PTA協議会などが主催している。府内の中学校35校から5157人の応募があった。 　事前審査で選ばれた14人の生徒たちが順番に登壇した。手ぶりを付けたり、声の抑揚を付けたりと工夫しながら、障害のある弟と接する中で考えた「普通」という言葉の意味や、部活動を通して気付いた目標を持つことの大切さ、自由を尊重してくれる家族のありがたさなど、等身大の思いを披露した。 　最優秀賞の知事賞には亀岡市立南桑中3年の生徒（14）が選ばれた。生徒は「私が決める」と題し、子宮頸がんを予防するHPVワクチンの接種をテーマに、自分で情報を得て考えることの大切さを発表した。知事賞に選ばれた生徒は、11月に開かれる全国大会の出場候補者に府代表として推薦される。