記録的大雨で崩落した歩道、規制解除 約1年4カ月ぶりに全面復旧 日常の風景戻る 秋田市
秋田テレビ
昨夏の大雨から約1年4カ月、ようやく日常の風景が戻ってきた。2023年7月の記録的大雨で崩落した秋田市中心部の県道沿いの歩道の復旧工事が完了し、6日に規制が解除された。 秋田市中通の旭川沿いの県道「秋田岩見船岡線」は、2023年7月の記録的大雨で歩道が崩れ落ちた。道路から旭川に大量の水が流れ込んで護岸が崩れたとみられている。 このため、国道13号方面から竿燈大通り方面にかけて約200メートルの区間が通行止めとなった。 復旧工事が進められ、2024年4月には車道の規制が全面で解除された。 そして、6日の午後2時にパイロンが撤去され、歩道も通行できるようになった。 車道と歩道の全面で規制が解除されるのは約1年4カ月ぶりで、飲食店が多く立ち並ぶ秋田市の中心市街地に日常の風景が戻ってきた。 菅原咲子アナウンサー: 「護岸は完全に崩れ落ちてしまっていたが、大雨による被害を受ける前の姿に戻った。そして、柵や舗装は真新しくなっている」 護岸が崩れ落ちた場所には、コンクリートのブロックを積み上げて補修した。 なお、道路沿いを流れる旭川は、秋田市内の他の5つの河川と共に、河川改修や下水の整備などで国の補助を受けやすくなる「特定都市河川」に8日付で指定される見通し。 今後、県と秋田市は「流域水害対策協議会」を立ち上げ、指定された河川の流域で一体となって水害対策を進める。
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