テレ東“極小賞レース”にバティオスすぎる芸人集結、街裏ぴんく×しんいち「感慨深い」2ショット
4月1日(月)と翌週8日(月)の深夜、ウエストランド、お見送り芸人しんいち、チャンス大城、真空ジェシカ・ガク、わらふぢなるお、街裏ぴんく、ランジャタイ国崎、みなみかわが出演する特番「今日-1グランプリ」(テレビ東京)が放送される。この企画は、芸人たちが収録日3月12日に起こったエピソードを語り、その中での一番を決めるトークバトル。「今日のできごと」であることを示す証拠の提出も求められる。 【写真】新宿バティオスすぎるメンツ。 テレビ東京で、期間も費用も極小な“もっとも規模が小さい賞レース”が誕生。収録日の0時以降に仕入れてきた話を、21時から24時までの収録で披露し合う。スタジオには荘厳な雰囲気漂うセットが組まれ、一同は白い円卓に着席。ベテランディーラーが彼らの名前の書かれたルーレットを回し、トークする順番を決める。なお優勝者の決め方は現段階では発表されていない。 お笑いナタリーでは「R-1グランプリ2024」優勝後3日後にして新たな賞レースに挑むことになった街裏ぴんくと、彼とは大阪松竹時代から交流のあった前々回「R-1」王者・お見送り芸人しんいちの取材を実施。収録前に話を聞いた。 ■ 街裏ぴんく×お見送り芸人 収録前インタビュー 街裏ぴんく:2人で取材なんて、ちょっと感慨深いな。 お見送り芸人しんいち:ほんまに感慨深い! しんいち:大阪松竹にいた頃、若手でチケットを手売りしないといけなかったんですけど、この人マジで売れないんですよ。僕は当時ポップな漫才コンビを組んでいて、けっこう人気があった。だからぴんくさんのチケ売りを僕がやってたんです。そのときに売ったチケット1万とか2万円分、お金返してくださいよ! ぴんく:10年以上前のこと言うな! ──ライブシーンで共演してきた仲間との地上波特番です。 ぴんく:うれしいですね。ずっと一緒にやってきた人たち。このメンツ、新宿バティオスが過ぎるんですよ(笑)。さっきも、楽屋フロアに着いたらみんなが「おめでとう」って出迎えてくれました。その中でもしんいちはひと際感慨深いです。こうやって並びで取材受けるのなんてマジでここが初めて。実は僕、しんいちの「R-1」優勝ネタの歌詞の順番も一緒に考えてますからね。 しんいち:そうなんです。僕の決勝ネタの最終確認はぴんくさんがやっているんですよ。「このボケの強さならこれの次がいい」とか「こっち先がいい」とか、内容自体は自分ですけど、並びはぴんくさんに任せました。で、優勝させてもらったんですけど、それ以来、縁を切っちゃってて。 ぴんく:どういう意味なん?(笑) しんいち:テレビで1回もぴんくさんの名前出さんかったです(笑)。 ぴんく:普通、逆の立場やったら言いますよね? なんで優勝したら街裏ぴんくと野田ちゃん切るの? しんいち:そしたら今年優勝してきたから、「やっべえ! バレる!」と思って、今急いでそのエピソード言ってるところです。 ──反対にしんいちさんからぴんくさんへ、今回の決勝前に何か助言はあったんですか? しんいち:ほんまに優勝してほしかったんで、決勝決まった瞬間に伝えたことは、「ライブにネタかけるよりも、体調管理だけちゃんとしてください」と言ってましたね。決勝のステージで体調悪かったらおもろいことできないじゃないですか。決勝行けてるわけだから、ネタは仕上がってると思うので、あとは健康。いっぱい寝ていっぱい食べてくださいって言いました。 ぴんく:一番連絡くれるのはしんいちです。ふいに電話かけてきて、「がんばってくださいね」って言ってくれるのはしんいち。優勝後にも、LINEで「1週間は寝られないです」って忠告してくれたけど、俺寝れそうやわ。今日までの3日間くらいは移動中くらいしか寝る時間なかったんですけど、たぶん、明日寝られます。 しんいち:僕は1カ月寝れんかったけどなあ……? ──しんいちさんから、この1年王者としてぴんくさんにどんな振る舞いをしてほしいですか? しんいち:「R-1」って、申し訳ないけどほかの賞レースと比べるとどうしても注目度が低いし、優勝者の知名度が上がりにくいし、舐められやすいじゃないですか。だからこそ、チャンピオンになった瞬間から「R-1」で優勝することはすごいんだぞ!ってどんな場面でも言っていくべきだと思います。それは、チャンピオンが絶対やらなあかん仕事。だからウエストランド井口さんに会ったら一発殴るとか、靴を水びたしにするとか、井口さんの悪口はずっと言っとかなあかん。 ぴんく:なんでそんなことせなあかんねん(笑)。 しんいち:あいつ悪口言いやがったから、「R-1」の! ぴんく:でも実際しんいち、めっちゃがんばったよな。どこにでもトロフィー持ち歩いて。優勝してからギア入れたやろ? しんいち:ギア入れました。「R-1」を広げる、「R-1」の火を消さないっていうのは王者の使命です。僕がこれだけ「R-1」を盛り上げたんだから、もっと感謝してほしいですよ。 ぴんく:それはほんまにえらいけど、お前がトロフィー持ち歩いてくれたせいで、テレビ局に「トロフィー持ってきて」って言われんねん! しんいち:あれ腰悪くなるから気をつけたほうがいいですよ(笑)。1年まじキツかった! ぴんく:さすがに生身では持たんよ。マネージャーさんにキャリー引いてもらってる(笑)。 ──ぴんくさんは優勝から3日でまた新たな賞レース「今日-1」に挑むわけですが、意気込みのほどは? ぴんく:「R-1」より夢あると思ってるんで、がんばります! しんいち:まさか「今日-1」に命かけてんですか!? ぴんく:「今日のできごと」っていうよりきつい縛りがあるということは、「R-1」よりもっと難しい壁ってことやん。行こうぜ、ダブルチャンピオン目指そうぜ! しんいち:「今日-1」そんな大事ですか? 放送の時間帯、すごかったですよ? そんな人生変わる時間帯かな? ぴんく:ミッドナイトから変わることあるから。 ──それこそ先ほどお名前出された「M-1グランプリ」王者のウエストランドも名を連ねています。しんいちさんの意気込みも聞かせてください。 しんいち:僕は倒すというか、仲良しの(ウエストランド)河本っちゃんがちゃんとしゃべれるのかっていうのを見届けたいです。 ぴんく:確かに、しゃべりの企画できるんかなあ? しんいち:この前も「信楽焼」って言われましたよ。 ぴんく:上等な置物や。 しんいち:それくらいしゃべってなかったみたいなので、河本っちゃんがトークでガンガン投げ倒してるところ、楽しみです。 ──ありがとうございました。取材はこれで終わりです。 しんいち:いやあ、おめでとうございます。ほんまに。 ぴんく:ありがとう。またゆっくりしゃべろ。 しんいち:ほんまにいっぱい寝て、いっぱい食べてください。あと、やっぱあんま売れてほしくないっていうのもちょっとあるんで。 ぴんく:俺らなんも傷つけ合わんやん、芸風的に(笑)。 しんいち:僕ピンク色嫌いなんですよ。歴代のピンク色の奴といろいろ揉めてるんで(笑)。 ぴんく:ほんまやなあ(笑)。 しんいち:これも書いといてください、「ピンク色が嫌い」って。 ぴんく:お前が発端やけどな! しんいち:僕悪ないもん! ■ 今日-1グランプリ テレ東 2024年4月1日(月)24:30~25:00(前半)、4月8日(月)24:30~25:00(後半) <出演者> ウエストランド / お見送り芸人 / チャンス大城 / 真空ジェシカ・ガク / わらふぢなるお / 街裏ぴんく / ランジャタイ国崎 / みなみかわ