ディズニーが配当33%増額、増益見通しや動画配信事業の黒字発表経て
(ブルームバーグ): 米ウォルト・ディズニーは、年間配当を33%増の1株1ドルに引き上げた。2年前に導入した事業てこ入れ策が奏功していることが新たに示唆された。
配当金は来年1月と7月に50セントずつ2回に分けて支払われる。
ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は4日の発表文で「当社は新たな強固なポジションで事業を展開しており、将来への投資を継続しながら株主に増配する」と表明した。
2024年度(24年9月期)の配当は1株75セントだった。ディズニーは11月の決算発表で向こう3年間の増益見通しを示したほか、第4四半期(7-9月)のストリーミング事業が2四半期連続の黒字となったことも明らかにした。
ディズニーは、新型コロナウイルス流行でテーマパークとライブスポーツ事業が休止した20年に配当を停止した。だがアクティビスト(物言う投資家)投資家ネルソン・ペルツ氏が復配を求めていた上、アイガー氏もそれを優先事項に据えたことで、昨年、配当を再開した。
原題:Disney Boosts Dividend 33% After Achieving Streaming Profit(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Thomas Buckley