16歳のアマチュア・松山茉生がドラコンV 幡地隆寛は連覇ならず 各選手の使用ギアは?
<バンテリン東海クラシック 3日目◇28日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71> “賞金王”のもぐもぐタイム【写真】 ツアーナンバー1の飛ばし屋は誰なのか? 大会恒例のドラコンイベント「東海クラシック ドライビングコンテストsupported by ニュータス」が第3ラウンド終了後に行われた。昨年は幡地隆寛が350.8ヤードの大記録で初優勝を手にしたが、今年は誰が“飛ばし屋”の称号を手に入れたのか…。 挑戦できるのは1人2球で、8人が出場。昨年覇者の幡地はもちろん、河本力や蟬川泰果などドライビングディスタンスで上位に名を連ねる選手ばかり。その中で、優勝を手にしたのはアマチュア・松山茉生(まつやま・まお)であった。 6月の「日本アマ」を大会最年少の15歳344日で制覇し、今大会がツアーデビュー戦。そんな16歳は「ほぼ芯に近いところに当たって、マン振りで振り切れました」と349.6ヤードのビッグドライブを披露し、賞金50万円をゲットした。 このドラコンイベント用のドライバーも持ち込み気合十分。「この試合で使おうか、使わないか迷っていて、自分の手元に来たのがギリギリでした。でも、データを取ると自分の普段のドライバーより10から15ヤードくらい飛んでいたので、ドラコンはこっちを使おうかなと思いました」。ドライバーはスリクソンの新シリーズ『ZXi LS』。シャフトは三菱の『TENSEI 1K ホワイト 6TX』で長さは45.75インチだ。 この武器を振りちぎり勝利を手にしたが、身長182センチの恵まれた体格で放たれるショットは昔から、同級生の飛距離を凌駕していたという。「昔から同級生と比べても飛んでいたんですけど、ずっとお父さんに習っていて、スイングどうこうじゃなくて、小さいころから気持ちよく振り切ることを考えてやってきたので、それが良かったのかなと思います」。さらに小学校4年生には220ヤードほど飛ばしていたと話し、パワーゲームと化した男子ゴルフ界において、将来が非常に楽しみな選手の一人だ。 ツアーデビュー戦ながら、予選通過を果たし3アンダー・42位タイと善戦。「明日もドラコンの時ぐらい気持ちよく振って、攻めて伸して行けたらと思います」と持ち前の飛距離で、最終日も突き進むつもりだ。 【ドライビングコンテスト 結果 スペック】 優勝@松山茉生349.6ヤード スリクソン ZXi LS 9°(TENSEI 1K ホワイト 6TX 45.75インチ) (試合ではZX7 MkII 9.5°、シャフトは同スペック) 2位河本力339.9ヤード キャロウェイ パラダイムAi SMOKEトリプルダイヤ 9°(ベンタス ブラック 7TX 45.75インチ) 3位坂本雄介338.8ヤード タイトリスト GT3 10°(ツアーAD VR 7X 45.25インチ) 4位出利葉太一郎335.7ヤード キャロウェイ パラダイム Ai SMOKEトリプルダイヤ 10.5°(ベンタス TRブラック 7X 45.5インチ) 5位幡地隆寛335.3ヤード タイトリスト GT4 10(ベンタス ブラック 7X 長さ不明) 6位蟬川泰果334.3ヤード PING G430 LST 9°(ツアーAD GC 6TX 44.75インチ) 7位照屋佑唯智333.1ヤード タイトリスト TSR3 8°(ディアマナBB 73TX 44インチ) 8位亀代順哉328.6ヤード PING G430LST 10.5°(ツアーAD VF 7X 45インチ)