面識のない10代女性の尻を触るなどわいせつな行為をしたとして、福島県郡山北署本宮分庁舎の警察官が逮捕された事件で、不同意わいせつの疑いで逮捕された同分庁舎地域係の巡査長の男（42）＝三春町下舞木字岩本＝が、わいせつ目的で商業施設を訪れた可能性があることが28日、捜査関係者への取材で分かった。 　捜査関係者によると、県警は男が写っている防犯カメラなどを分析しており、男が他の店などでも同様の事件に関与していないかも調べていいる。 　県警は28日、男を送検した。

県警本部長が県議会で陳謝

　事件を受け、若田英（たけし）県警本部長は28日、県議会福祉公安委員会で「現職警察官による非常に大きな非違行為であり、被害者、県民の皆さまに深くおわび申し上げる」と陳謝した。 　若田本部長はこれまで以上の指導と教養を徹底して再発防止を図るとし、「県民の皆さまの安全・安心を守る警察本来の活動を着実に推進し、信頼回復に努めたい」とした。県警は今後、監察課幹部らによる巡回指導などを行う。