「警察も手が出せない」…牛歩による〝妨害〟はなぜ取り締まれないのか 辺野古ダンプ事故
玉城デニー知事を支持する「オール沖縄会議」の関係者は「事故が起こらないように法律に基づき、順法的な抗議をしている」と強調。牛歩による抗議活動をしている市民団体のメンバーは「(宇佐美さんとは別の)警備員の合図に問題があったのは明らかだ」との認識を示した。市民団体は6日に会議を開き、今後の抗議行動について検討するとしている。
牛歩で抗議者が道路を横断し終わると、警備員がダンプカーに合図を送り、1台だけ出すという「暗黙のルール」があったとされる。
事故原因の究明はこれからだが、抗議活動を警備していた人が事故に巻き込まれたという事実は変わらない。違法行為がなかったとしても、大きなダンプカーの前をゆっくりと行ったり来たりしながらプラカードを掲げるという抗議の手法に問題はなかったのか、検証が必要だろう。二度とこのような悲劇を繰り返してはならない。(大竹直樹)