巨人のドラ1右腕、フォーム見直して中大先輩の牧にリベンジ
◆JERA セ・リーグ 巨人4―0DeNA(15日・福井) 巨人が今季8度目の0封勝利でDeNAとの北陸シリーズに2連勝し、首位をキープした。西舘勇陽投手(22)は2番手で1回無失点の力投を見せた。 【動画】西舘、船迫と話す阿部監督 リベンジを果たしても西舘の表情は変わらなかった。しかしベンチに戻ると堀田と笑顔を見せた。7回、中大の先輩・牧を空振り三振に仕留めるなど3者凡退。「牧さんと対戦したい」と待ちわびていたが、4月26日の対戦では先輩に勝ち越しの適時打を浴びて敗戦投手に。「意外と落ち込んでます」。ポーカーフェースがぽつりと本音をこぼした。 リベンジへすぐさま切り替えた。「中継ぎはやられたらやり返さないといけない」。翌日から、阿部監督と精神面や配球について話をし「力が入ったときに体全体にブレが生じている。抜け球も多くなる」とフォームの見直しに着手。キャッチボールから体の使い方を意識。傾斜でも時間をかけて投球を行った。14日、富山の試合前練習では牧と笑顔で話していたが「前回、横浜(DeNA)さんに打たれたのも中軸。同学年の賢慎が頑張っていたので流れに乗っていけるように」と闘志あふれる投球で先輩を抑えた。一つずつ壁を乗り越え強くなる。(巨人投手担当・水上 智恵)
報知新聞社