子どもが私立に合格!これからお金がますますかかるが…離婚後の「養育費」の増額は可能? 有利になる条件とは【弁護士が解説】
養育費の増額が有利になる条件
養育費の増額が有利になるための主なポイントは、次のとおりです。 弁護士へ依頼する 養育費の増額請求は、離婚や養育費の問題に詳しい弁護士へ依頼しましょう。弁護士へ依頼することで、事例に合った交渉の進め方についてアドバイスが受けられますので、交渉を有利に進めることが可能となります。 増額が必要となる根拠となる金額をできるだけ正確に算定する 交渉に際しては、なぜ増額が必要となったのか、その根拠となる金額をできるだけ正確に算定しましょう。具体的な金額を示すことで、相手や調停委員の納得が得やすくなります。
養育費の増額を求められたら
養育費を支払う側として、相手から養育費の増額を求められた場合、その場ですぐに合意をすることは避けたほうがよいでしょう。 いったん持ち帰り、増額の理由に正当性があるのかということや、金額の妥当性などについて慎重に検討したうえで回答することをおすすめします。相手の請求が妥当かどうかの判断が難しい場合には、弁護士へご相談ください。
まとめ
養育費は、子が受けるべき当然の権利です。適正な金額を受け取るため、養育費を増額すべき事由がある場合には、ぜひ養育費増額請求を検討しましょう。 しかし、自分で交渉をして養育費増額を実現させることは容易ではありません。養育費の増額請求を希望する場合には、弁護士へ相談することをおすすめします。 白谷 英恵 Authense法律事務所
白谷 英恵