東北本線などで運行するE721系の一部車両 台車に「ひび」 同型車両の検査へ <JR東日本>
車両の台車に「ひび」が見つかったのは東北本線や常磐線などに使われている「E721系」のうち、一部の2両編成車両。 JR東日本によると、今月4日から18日までにかけて、定期点検の対象となった4編成8車両の台車のうち、併せて7か所から「ひび」が発見された。「ひび」の大きさは5mmや50mmなど様々で、これを受けて同型となるE721系で2両編成の車両について「磁粉探傷検査」と呼ばれる方法で検査をすることを明らかにした。対象は「49編成98車両」。 これまでに見つかった7か所の「ひび」については、いずれも台車の先端部分で発見されていて、JR東日本はこの部分にはいくつもの補強材が施されているため、安全性については確保されているとしている。 【画像】E721系 一部車両台車で確認された「ひび」 また、今回の検査にはおよそ3カ月かかる見込みで、その影響で一部列車の車両数を減らして運行する可能性があるという。