「ブラスト!」日本人女性キャスト2人初参加 渋田華暖「夢がかなった」丹澤里穂菜「難しいけど、やりがいがある」
音楽エンターテインメントショー「blast ブラスト!」の全国ツアーが7月28日~9月16日、全21会場(計48公演)で行われる。パフォーマー34人のうち日本人キャストの4人が10日、大阪・扇町の関西テレビ(カンテレ)で、大阪公演(8月21~25日=オリックス劇場)のPR取材会に出席した。 「ブラスト!」は金管楽器(ブラス)、打楽器(パーカッション)、ビジュアル・アンサンブル(ダンサー/カラーガード)の3パートによるパフォーマンスショー。1999年に英ロンドンで初演され、01年に米ブロードウェーに進出。日本では03年に初公演が行われ、ディズニーとのコラボなど様々なバージョンが上演されたが、今回は10年ぶりのオリジナル版をアップデートする。 00年に日本人として初の「ブラスト!」入団を果たした石川直(なおき)=パーカッション=は、その魅力について「短くまとめると『音楽のサーカス』。ロビーでのパフォーマンスもあって、ホームパーティーのよう。初めての方も、友達の家に招かれて行くような服装で見に来てほしい」とカジュアル感だとアピールした。 渋田華暖(かのん)=トランペット=、丹澤里穂菜=ビジュアル・アンサンブル=の女性2人はオーディションで合格して今回が初参加。10歳だった12年前に初観劇したという渋田は「こんなショーが世の中にあるのかと衝撃を受けました。夢がかなった。小学生時代に抱いた気持ちをステージで爆発させたい」。マーチングで手具を使った視覚的表現を行うパートの丹澤も小学生の頃に知ったといい「斬新でビックリしました。難しいけど、やりがいがあります。精いっぱい頑張りたい」と目を輝かせた。 本格的な稽古はこれからだが、取材会では4人でパフォーマンスを披露。11年に最年少の19歳で入団した米所(よねそ)裕夢は、ルーキー2人の働きぶりに「僕は当時、こんなにしっかりしていたかな? 心強い。僕もスケールアップしていかないと」と気持ちを新たにした。 東京・東急シアターオーブでは7月30日~8月12日の長期公演となる。
報知新聞社