特定健診の受診率向上へCMや広告展開 全国順位低く愛媛県総合保健協会
愛媛の特定健診受診率を上げようと、県総合保健協会は14日から健康プロジェクト「行ってこーわい!愛媛の健診」第3弾をスタートする。テレビCMや新聞広告などを使ってプロモーションを展開し、受診の習慣化を図る。 協会によると、愛媛は健康寿命の短さや心疾患による死亡率の高さが全国トップクラスである一方、生活習慣病の予防や病気の早期発見につながる特定健診(公的医療保険に加入する40~74歳が対象)の受診率が低い。 2022年度のプロジェクト開始により、22年度の愛媛の受診率(市町村国保)は33・2%で過去最高、前年度比2・5ポイント増で伸び率が全国1位となった。特に40代と60~70代の女性が上昇しており「プロジェクトの成果が表れたのではないか」とみる。ただし、受診率の全国順位は41位とまだ低い。23年度の受診率の速報値は34・7%(1・5ポイント増)だった。
愛媛新聞社