ついに4メーカーが出そろった!! 今が激アツの[SUV系スーパーハイトワゴン]4選
■ダイハツ・タント ファンクロス「ミラクルオープンドアの利便性は唯一無二」
スペーシア ギアによって開拓されたSUV系スーパーハイトワゴン市場。しばらくは、そのパイオニアのひとり舞台だったが、ダイハツは対抗馬としてタントに「ファンクロス」を追加し、追撃を開始した。 専用デザインのバンパーやグリル、ルーフレールなどでタフさやアクティブ感を表現したエクステリアや、汚れた道具や濡れた荷物を気兼ねなく積み込める防水加工のシート表皮などによる標準車との差別化は、スペーシアと同じような手法。 ファンクロスでは、さらにラゲッジルームランプや後席用USBソケット、格納式シートバックテーブルなどを装備し、利便性をいっそう高めている。 その一方、タントの最大の魅力といえば、ピラーインドアの「ミラクルオープンドア」。助手席側のピラーを無くしたことで、大きな荷物の積載が容易になり、乗降性も大幅にアップ。さらに、アウトドアシーンではさまざまな使い方もできる。 また、540mmの前後移動が可能な運転席ロングスライドや、380mmの助手席ロングスライドを駆使すれば、使い勝手はさらに向上。これらは、タントシリーズならではのストロングポイントだ。 ちなみに、タントのOEM車シフォンを発売しているスバルからは、「シフォン トライ」として先日リリースされた。
■三菱・デリカミニ「D:5譲りの本格装備でライバルを凌ぐ走破性を実現」
古くはeKアクティブ、最近ではeKクロスなど、SUVと軽自動車のクロスオーバーをラインナップしてきた三菱。2023年には、看板車種であるデリカの名を冠した「デリカミニ」をリリースした。 デリカミニは、eKクロススペースの後継にあたるSUV系スーパーハイトワゴン。 しかし、デリカの名が与えられただけあり、そのルックスはオフローダーの雰囲気満点。三菱車のアイデンティティとなるダイナミックシールドを取り入れつつ、特徴的なヘッドライトを組み合わせたマスクが個性的で、前後のスキッドプレートやブラックのホイールアーチでSUVらしいタフさを演出。 前後にあしわれた立体的な「DELICA」のロゴも誇らしげだ。 インテリアは基本部分こそeKクロススペースと同じながら、通気性の良い撥水シート生地や汚れに強いラゲッジルームを採用し、アウトドアで使いやすいものとしている。 そして、デリカの名にふさわしい走破性も大きな魅力。4WD車は大径タイヤと専用開発のショックアブソーバーにより、未舗装路での安定性や快適性が向上。 さらに、滑りやすい路面でのスタートをサポートするグリップコントロールや、急な下り坂で車速を制御するヒルディセントコントロールなど、悪路やオフロードで威力を発揮する本格的な機能も搭載している。 そう、デリカミニはSUV風のライバルたちよりも、さらにSUV色が強いクロスオーバーなのだ。