異業種交流会でも勉強会でも撃沈した「内向型人間」がたどりついた人脈をつくるためのシンプルな方法
■内向型こそ、人間関係を充実させよう ハーバード大学が80年以上にわたり、2000人以上を追跡調査した研究で、「健康で幸せな人生を送るために必要なものは人間関係である」との結論を出しています。内向型人間も幸せな人生を送るためには、人間関係の充実が必要です。 私の場合は、仲のいい人との会によって、人間関係を充実させることができたのです。「自分は内向的だから人脈なんて縁がない」という人でも、自分の知り合いを集めて楽しく会食して、徐々に知り合いの紹介で仲間を増やしていけばいいのです。 誰しも好きなことや得意なことがあると思います。難しく考えなくても、自分の好きなことをフックにして自分が幹事役となって人を集めればいいのです。まずは2~3人から始めましょう。 私の場合は、ワインが好きなので、ワイン会を開催することから始めました。好きなことだから、話題に困るということもないし、自分がしゃべらなくても好きなジャンルの話なら聞くだけで楽しいですよね。 内向型の人は「自分が幹事となって人を集めるなんてできない」と思うかもしれませんが、「幹事」をやるのは、それほど大変なことではありません。幹事をやることのメリットはたくさんあります。 内向的な人ほど、幹事をやるべきです。最初は複数の幹事を設け、役割分担し、人集めは外向的な知り合いのネットワークに頼り、自分は運営関係を請け負えばいいのです。 ただし、どんな人を集めるか(会のコンセプトに大きく影響します)は、事前に幹事間で話し合って決めておくことが必要です。幹事は思い切ってやってみればとても楽しいし、自分の世界が広がって、大げさな言い方をすれば人生が変わります。 幹事を通して、人生におけるかけがえのない人とつながることができるし、いっそう有意義な人生を送ることができます。 ---------- 古河 久人 KIZUNA PRODUCER 連日開催する食事会・勉強会を通じて「人と人をつなげて」出会いを演出する「スーパーコネクター」。1959年生まれ。広島県出身。東京大学経済学部卒業。1981年住友生命保険相互会社に入社、主に管理部門に従事、執行役常務を経て2021年退社。40代から「人と人をつなぐこと」の楽しさを知り、人脈活動(人活)を開始。自他ともに認める「内向型人間」にもかかわらず「食」を介することで政財界、学界、文化界、芸能界、スポーツ界と「各界につながっていない人はいない」といわれるほどの人脈を築く。 ----------
KIZUNA PRODUCER 古河 久人