看護師の離職防止で「在籍出向」 能登地震、厚労相検討
武見敬三厚生労働相は20日の記者会見で、能登半島地震の被災病院で看護師の離職が懸念されているため、防止策としていったん石川県南部の公立病院で働いてもらう「在籍出向」を検討していると明らかにした。「状況が改善した後に再び、能登半島北部の病院に戻ってもらう仕組みを検討している」と述べた。 病院職員が利用できる仮設住宅についても整備を進めるとした。武見氏は「県や医療機関に必要な助言を行っていきたい」と語った。県北部の4病院に対しては、全国から累計約1800人の看護師を派遣した。