建設遅れの国に敷地を「強制的に返却」させる方針 万博パビリオンいまだ建設業者決まらぬ国も
奈良市では25日から参加国が一堂に会する国際会議が始まりましたが、一部の国からは困惑の声が聞かれました。 【独自パビリオンを建設 ポーランドの万博担当者】「ポーランドのパビリオンは複雑で、(開幕まで)間に合うのかがすごく気になっているところです。どうしても(独自パビリオンの)実現までいきたい」 また、協会は建設業者が決まっているものの開幕までに間に合わないと判断した国も返却の対象とする予定で、独自パビリオンの数がさらに減ることも予想されます。
■独自パビリオン建設の“レッドライン”は過ぎている タイプXへ移ることで解決できるか
博覧会協会側としては、開幕までに間に合わせないといけない“焦り”のようなものが感じられます。 【関西テレビ 神崎報道デスク】「いまだに建設業者が決まってないというのは、実はすでにレッドラインを過ぎているんですね。ですのでここで、ちゃんと諦めてもらうというのが今回の声掛けだと思うんです。ただタイプAという独自パビリオンを諦めたとしても、協会側が用意したタイプXはまだいくつか空きがあり、せっかく用意したタイプXが空いているのは協会側としても困るので、そこに入ってもらうと、ひとつ順当な方法なのかと思います」 ここまでの過程で、博覧会協会が遅れている参加国に対して寄り添うようなアプローチをしてきたのかどうかということに関しては検証してほしいと思います。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年6月25日放送)
関西テレビ