“100人集めないと解散”ライブでプロデューサーが突然の発表 アーティストはどこまで従うべき? 崖っぷちグループに聞く
三浦氏は自身のプロデューサー像として、「いろいろ戦略を練るが、コントローラーを握っている感覚ではない。一緒の町を作っていく中のリーダーみたいな、メンバーとディスカッションしながらやっていく。逆にメンバーが現場でリハをしている時に、違う所で次のことを考えてサポートしていく」と説明。 一方で、危機感もあるといい、「みんなのスキルが足りないなど、思うところはある。要望をすべて受け入れて、みんな何でもOKになってしまうのも違う。その環境に慣れたら、たぶん新鮮な気持ちはメンバーもお客さんも無くなっていくと思うので、常に磨き続ける状況を継続していきたい。KAIKAとファンのみなさんでもっと結託してほしい」と明かした。
この議論にお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「“達成しないと解散”の次の一手が何になるのか。発表したということは前向きでしかないので、その先を共有できていないことが問題ではないか」と指摘。
EXITのりんたろー。は「別のストーリーを描いたほうがいい気がする。“100人入れたら継続”となっても誰も注目しないので、それを振りにするか、別の発信の手を考えないと」との考えを語った。
作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏は、「昔は、このプロデューサーならテレビに出られるということがあった。今はYouTubeやサブスクで自ら売り出すことが可能になっているから、そこにあまり価値がない。どうやって演出するのか、売り出すのか、その仕掛けそのものが価値になってきている。ただ、僕の場合は優秀な編集者に出会って、“良い本ができた”ということもある。正解はどこにもないので、この人とできると思うならやっていけばいいし、絶対こいつとは付き合えないと思ったらなくてもいい。その選択肢は残しておく発想が大事だと思う」とした。(『ABEMA Prime』より)