博多祇園山笠の「飾り山笠」飾り付け本格化…人形師や山大工が作業、手際よく人形を配置
博多祇園山笠(7月1~15日)に向け、福岡市内で飾り山笠の飾り付けが、本格化している。来月1日から市内13か所で一般公開される。 【動画】博多祇園山笠クライマックス「追い山笠」(2023年7月15日)
飾り山笠は、表と見送り(裏)がある。JR博多駅博多口の駅前広場に設置される飾り山笠(高さ約13メートル)の表は、博多商人がテーマ。「博多三傑」と呼ばれ、中世に博多のまちづくりを手がけたとされる商人3人を取り上げる。
27日は午前8時から、人形師の田中勇さん(52)や山大工らが作業を開始。田中さんがマイクで方向を指示すると、山大工が山笠の骨組みに、手際よく商人や今年の干支にちなんだ人形を配置した。田中さんは「見る人が喜ぶような飾り山笠にしたい」と話していた。