スズキ、世界戦略EVの第1弾「eビターラ」公開 2025年夏から順次投入 トヨタにもOEM供給
スズキは4日、2025年に発売する電気自動車(EV)「eビターラ」を伊ミラノで初公開したと発表した。25年夏ごろから欧州やインド、日本などに順次、投入する。スズキのEV世界戦略車の第1弾となる。 eビターラの詳細写真を見る 23年1月の「インド・オートエキスポ」や同年10月の「ジャパンモビリティショー」で披露した「eVX」をベースとし、EV専用プラットフォーム「ハーテクト―e」や電動四輪駆動(4WD)「オールグリップ―e」などを採用した。eアクスルはブルー・イー・ネクサス製だ。 車体サイズは全長4275×全幅1800×全高1635㍉㍍。デザインはEVの先進感とSUVの力強さを表現したという。 電池容量は49㌔㍗時と61㌔㍗時の2種類で、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用。61㌔㍗時電池搭載車には二輪駆動(2WD)に加え、4WDも用意する。航続距離は61㌔㍗時電池搭載車の2WDで約400㌔㍍(WLTCモード値)。価格は検討中。 鈴木俊宏社長は「『eビターラ』は、お客様にとって使いやすいEVとするため試行錯誤を重ねて開発したスズキ初のEVだ。カーボンニュートラルの実現のための非常に重要なマイルストーンとなる」とコメントした。トヨタ自動車にもOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。