急な気温変化で「寒暖差疲労」に注意!県内でも患者増加、症状と対策は
南海放送
10月も下旬ですが、愛媛県内はきょうも午前中から25℃以上の夏日になった所がありました。気温のアップダウンが続く中これから流行を迎える感染症も。専門家に聞きました。
水口気象予報士: 「きょうは曇りで風が吹くと涼しさを感じますが、風がやむとジメっとした体感です」 正午前に最高気温25℃を観測した松山市。道行く人の服装を見ると、長袖の人もいれば…半袖の人も。はたまたニットを着ている人まで様々です。 女性: 「きょう若干肌寒いですけどでも歩いてたら暑いです」 男性: 「きのう暑かったからきょう半袖で行こうとしたらめっちゃ寒いやんみたいな。逆もあったりとかで服が結構困りますね」 女性: 「着るもの困ります。何着たらいいかわからない」 またこんな声も。 女性: 「朝と昼で寒暖差が違うので花粉症みたいな感じになってしまいました」 女性: 「家族が風邪ひき気味みたいな。気温の寒暖差激しくて朝寒いのに昼間暑くて体が対応できてないんかな」
松山市内のクリニックで聞きました。 越智クリニック 越智邦明院長: 「いわゆる寒暖差疲労の時期に入ったんじゃないかとみてます」 一日の最高気温と最低気温の差が7℃以上ある場合に起こりやすいとされる“寒暖差疲労”。 こちらのクリニックでもめまいや頭痛、全身の倦怠感といった不調を訴える患者が多いと言います。 越智院長: 「おとといときのうのようにこんなに1日で差があるということで、基本的には自律神経がついていけないということが大きな症状のきっかけです。寒暖差が大きい気候になるといったん昼間は(体を)冷やしておかないかん、夜は温めないといけない。これで体が疲れてしまう」 場合によっては、体を冷やして風邪をひいてしまうことも。 この寒暖差を乗り切るためには、適度な運動も含め日常生活をコントロールすることが重要だと越智院長はいいます。
「例えばお風呂でぬるま湯に10分以上入るとか。それから睡眠が何といっても大事で。最低6時間から7時間とっていただく」 また体温調節が難しいこの時期は、上着を持って出かけることも大切なポイントです。
まもなく11月。寒くなってくると流行を迎えるのがインフルエンザ。 今年の特徴は? 越智院長: 「冬場12月1月2月はA型が主流になってきます。コロナと一緒で発熱、激しい悪寒、40℃の熱それから喉が痛い咳が出る。このあたりはほとんどコロナと見分けがつきません」 インフルエンザの流行期は12月から2月にかけて。インフルエンザワクチンは効果が出るまでに2~3週間かかるため、11月中に接種を済ませておくことが大切です。 県内は来週半ばにかけて夏日が続き、寒暖差の大きい日が続く見込みです。