倉科カナ・毎熊克哉・渡辺謙による大人のヒューマンラブストーリー制作開始 2025年1月スタート<TRUE COLORS>
2025年1月にスタートするプレミアムドラマ「TRUE COLORS」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSP4K、NHK BS)の制作が開始された。倉科カナ、毎熊克哉、渡辺謙によるヒューマンラブストーリーだ。 【写真】立花海咲役の倉科カナ ■“大人のための”本格的なヒューマンストーリー 本作は、高校卒業後に熊本・天草から上京し、今はファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍している倉科演じる立花海咲(たちばなみさき)が、カメラマンとして致命傷となりかねない状況に直面。18年ぶりに降り立った故郷である天草の地での出会いから、折れかけていた気持ちに光が差し始めていく姿を描く。 自然美豊かな天草と秋のイタリア・キャンティを舞台に、哀愁と希望の糸でより上げられる物語だ。 ■「TRUE COLORS」の物語 立花海咲(倉科カナ)は、高校卒業後に天草から上京し、今はファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍している。イタリアのトップデザイナーからも厚い信頼を得て、その地位を確固たるものにしようとしていた。 しかし、このところ海咲には少し気になることがあった。それは、視力の低下。もともと軽度な色弱の自覚があった海咲は、かかりつけの眼科の勧めで大学病院で精密検査を受けるが、そこで思いもよらない疾患を告げられる。 カメラマンとして致命傷となりかねない状況に直面し困憊(こんぱい)する海咲の元に、上京以来一度も会っていない妹から会いたいという便りが届く。そして仕事を休むことになった海咲は、18年ぶりに故郷である熊本・天草の港に降り立つ。しかしそこで海咲は、嫌悪感を抱き続けてきた継父・多一郎(渡辺謙)に遭遇し、過去の苦い記憶が蘇る。 二度と戻るまいと決めていた故郷と会いたくないと思っていた男との遭遇に、ますます気持ちが沈んでいく海咲だったが、高校時代の親友・晶太郎(毎熊克哉)との再会をきっかけに折れかけていた気持ちに光が差し始めていく、という物語が描かれる。 本作の原作・脚本共に、プレミアムドラマ「グレースの履歴」で向田邦子賞やコンテントアジア賞など数々の栄誉に輝いた源孝志氏が担当。大人のための本格的なヒューマンストーリーを描くプレミアムドラマ第2弾となる。 ■立花海咲役・倉科カナコメント 海咲は故郷に色んなものを置きざりにして、フォトグラファーとして、そして一人の女性として東京で自分を築いてきました。 それが突然、失われ、時には激情し、ぶつかりながらもたくさんの方々や自分と少しずつ向き合っていきます。 あるシーンで“たまには立ち止まって、いま自分の立っている場所をしげしげと見つめてみるのも、悪くない”そんなせりふがあります。たくさんすてきなシーンがある中で私はこのせりふに尽きるなと感じていて、前や上をみて進むだけでなく、時には振り返ったり、足元を見つめてみる。あの頃とまた違った景色が見え、そしてまた新たなステージに立つような。失った先は喪失だけでなく、何かの芽吹きでもある。そんな希望のある作品です。 また、私の故郷・熊本が舞台のこの作品で、海咲を通じて、もしかしたら私自身も立ち返り、向き合う機会になるかもしれないなと感じています。 精一杯、努めさせていただきます。ぜひ、楽しみにしていただけたらうれしいです。 ■松浦晶太郎役・毎熊克哉コメント 海咲の地元の幼なじみ晶太郎を演じます。色覚異常が悪化し十数年ぶりに天草に帰ってきた海咲をサポートしつつ、自らも彼女に影響されて新しい人生を歩み出そうとする役どころ。僕は色覚を失っていく感覚を知らないですが、自分という個が何色なのかわからない感覚は昔から知っていて、それは黒雲に覆われるような不安な気持ちにさせます。 天草の海と空、晶太郎という役に身を委ねて、定義できないような美しい色に出会いたいです。 ■辻村多一郎役・渡辺謙コメント この度、念願だった源孝志作品に出演する事になりました。以前から機会があれば是非と僕が懇願していました。 源氏は自ら脚本と演出を手掛けているからか、見えている世界が非常に明確で、しかも精密です。さまざまなキャラクターや設定が絶妙で、大人が楽しめる作品を作っていると思います。 今回は天草が舞台です。素晴らしい自然の中、源氏が描く色濃い人間模様を体感してきます。