【競馬】「ルメール騎手からの乗り替わり」で注目の騎手を紹介 M.デムーロ騎手なら妙味大
C.ルメール騎手からの乗り替わりで好成績の騎手は?
今週末は京都競馬場でGⅠ天皇賞(春)が開催される。長距離の最強馬を決する芝3200mの戦い。昨年の菊花賞1・2着馬ドゥレッツァやタスティエーラをはじめ、古馬では阪神大賞典を完勝したテーオーロイヤルなど、非常に楽しみなメンバーが揃った。 【天皇賞(春)2024 推奨馬】勝率50%データにただ一頭該当、加速力生かせる京都コースで能力全開! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) なかでもひと際注目を集めるのがドゥレッツァだ。今年初戦となった前走の金鯱賞では2着に敗れているものの、2走前の菊花賞は圧巻のパフォーマンスで完勝。再び3000m以上の距離となる今回は、真価が問われる一戦となる。 しかし、そんなドゥレッツァにも大きな懸念点が。キャリア7戦中5戦でコンビを組んでいるC.ルメール騎手からの乗り替わりだ。 JRAで最も騎手人気する男と言っても過言ではない名手だが、3月のドバイワールドカップデーで落馬負傷。この春のGⅠシリーズでは有力馬の乗り替わりが相次いでおり、桜花賞ではチェルヴィニアが4番人気13着、皐月賞でもレガレイラが1番人気で6着に敗れている。 気になる復帰時期については、自身が手掛けるアパレルブランドの公式サイトで展開されているブログの中で「5月前半」を目標に進めていくことが明かされている。残りわずかな見込みとはいえ、復帰までの間、前走ルメール騎手の馬に誰が乗っているのか。引き続きチェックしていく必要がありそうだ。 そこで今回は、「ルメール騎手からの乗り替わりで好成績の騎手」をテーマにデータを紹介していく。第一章ではリーディング2~6位の騎手について取り上げ、第二章ではそれ以外で妙味のある騎手について取り上げることとする(参照するデータは2019年4月13日~2024年4月21日の過去5年分)。
仕事人、戸崎圭太騎手
<C.ルメール騎手からの乗り替わり成績 トップジョッキー編> 川田将雅【32-18-9-36】勝率33.7%/連対率52.6%/複勝率62.1% 戸崎圭太【30-19-16-85】勝率20.0%/連対率32.7%/複勝率43.3% 横山武史【21-19-13-89】勝率14.8%/連対率28.2%/複勝率37.3% 鮫島克駿【2-1-5-18】勝率7.7%/連対率11.5%/複勝率30.8% 坂井瑠星【1-3-4-22】勝率3.3%/連対率13.3%/複勝率26.7% まず取り上げるのは川田将雅騎手。勝率30%超え、複勝率は60%超えと素晴らしい数字を残している。ルメール騎手の継続騎乗成績は勝率24.9%、複勝率54.7%であり、それを上回るというのだから恐ろしい。また、ダートでの乗り替わりはさらに信頼度アップ。【15-9-0-12】で勝率41.7%、単勝回収率110%とプラス域をマークしている。 次に取り上げるのは戸崎圭太騎手。こちらも高い勝率を記録している。重賞での乗り替わりだと【5-2-2-9】で単勝回収率200%、複勝回収率118%と妙味も十分だ。今年の春も日経賞のクロミナンス(2番人気2着)やダービー卿CTのパラレルヴィジョン(2番人気1着)など、人気馬をきっちり好走させている。今後の重賞戦線で信頼したい騎手の一人だ。 横山武史騎手は単勝回収率53%、複勝回収率63%で妙味は薄い。重賞でも【1-2-1-10】で単勝回収率は33%であり、意外にも先日のニュージーランドTのエコロブルームがルメール騎手からの乗り替わりでの重賞初制覇だった。ちなみに、2歳戦に限定すると【3-3-0-11】で単勝回収率は91%にまでアップする。 鮫島克駿騎手は1、2着数に対して3着数の多さが目立つが、複勝率は30.8%を記録しておりまずまず。人気を落とした該当馬で馬券に絡むこともあり、単勝回収率は160%とプラス域をマークしている。あまりにも人気がないと感じた場合は積極的に紐に入れていこう。 坂井瑠星騎手はサンプル数が少ないという事情はあるが、勝率3.3%で単勝回収率5%と苦戦が目立った。該当馬を見かけた場合は割り引くのが無難だ。