【男子大学生集団暴行死】事件から1か月 明らかになる若者6人の"素顔"…恋愛のもつれからなぜ 笑って暴行あおる交際相手 「ケンカに勝ったら服を脱がせる奴」 専門家「多数で被害者を支配」集団心理
■希薄な関係性
地元が同じく江別市内でバイト仲間だった八木原容疑者と川村容疑者。 事件前から長谷さんと川村容疑者の交際相手の17歳の少年の4人は一緒に外出するなど交流もあったといいます。 一方で残る16歳から18歳までの少年。 川村容疑者らとは友人関係だったものの死亡した長谷さん、さらには共謀していた八木原容疑者とも面識がなく事件当日が初対面だったとみられています。 見ず知らずの男らに交際相手が暴行されても八木原容疑者は笑っていたといいます。 警察の調べに…。 「直接手を出さなかったが他の容疑者の暴行の様子を笑ったりあおったりした」(八木原容疑者)
■スマホで集団暴行の様子を撮影
発見される前夜長谷さんは千歳市から江別市のJR大麻駅へ移動。 八木原容疑者と合流し交際関係についてやりとりしますが、その内容はスマートフォンの通話で川村容疑者らが聞いていました。 八木原容疑者と川村容疑者を知る人は恋愛をめぐるトラブルはこれまでもあったといいます。 「2人に共通しているのは男関係が絡むとちょっといろいろやばい」(八木原容疑者と川村容疑者を知る人) 長谷さんに謝らせたい。 やりとりを耳にしていた川村容疑者らは男4人と共に江別市内の公園へと車を走らせ2人も合流。 その後人気のない事件現場の公園へ移動し暴行が始まったとみられています。 ここに事前の予定はありませんでした。 「(川村容疑者は)友達のためにでも(気持ちが)かかってしまう」 「友達思いではあるかもしれないがそれが暴力的になってしまうのもあったか」(いずれも八木原容疑者と川村容疑者を知る人) さらに捜査関係者によりますと逮捕された一部の容疑者は長谷さんへの集団暴行の様子をスマートフォンで撮影。 これ以降の行動についても事前に計画を立てたような痕跡はなく突発の行動の連続だったとみられています。
■犯罪心理に詳しい専門家は
長谷さんと無関係の少年らを含む容疑者6人による思い付きのような行動はなぜ連鎖していったのか。 若者の犯罪心理に詳しい専門家は。 「集団としての関係性が希薄な者たちが、その場の雰囲気に応じて事件を起こした。1番の特徴的なところだと思う」 「目的や意味を確実に理解していなくても暴力を振るってしまう。青少年の集団による暴力事件の大きな特徴だろう」 「その時の雰囲気に飲み込まれるように暴行を働いてしまうようなこともある」(いずれも東京未来大学 出口 保行 教授)
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