鹿児島県警の相次ぐ不祥事を集中審査へ 県議会が前首席監察官ら3人を参考人招致
鹿児島県議会は16日の総務警察委員会で、相次ぐ県警不祥事について集中的に調査する。昨年12月に枕崎署員の盗撮事件で署の捜査が2日間中断した際に、野川明輝前本部長と前枕崎署長(退職)の連絡を担った前首席監察官(現鹿児島中央署長)ら計3人を参考人招致する。 【関連】鹿児島県議会、県警幹部を招致へ 警官盗撮事件隠ぺい疑惑、来月中旬に参考人質疑 署長と本部長つないだキーマン
前首席監察官のほか、霧島署員のストーカー事案で前霧島署長(現生活安全部長)、捜査書類の廃棄を促すようにも受け取れる「刑事企画課だより」について当時の課長(現警務部参事官)を招致する。 総務警察委は12、13の両日、県警不祥事以外の審査を済ませる。16日は委員外委員も出席して質問する見通し。午前10時から県議会庁舎4階の全員協議会室であり、一般傍聴も可能。
南日本新聞 | 鹿児島
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