偉大な父を超えられる!? 世界注目の2世選手(4)父親を完コピ!? 超美しいダイビングヘッド
優れた才能を持った若きサッカー選手の中には、レジェンドプレーヤーを父親に持つ選手が稀にいる。父親を彷彿とさせる選手もいれば、父親とは全く異なるポジションを主戦場にしている選手もいるなど、その特徴は様々だ。今回はサッカー界に名を残した偉大な父を持つ2世選手を紹介する。(情報は4月13日時点の『transfermarkt』を参照)
FW:シャキール・ファン・ペルシ(U17オランダ代表) 生年月日:2006年11月16日 所属クラブ:フェイエノールトU19(オランダ) 父親:ロビン・ファン・ペルシ 後方から放たれたロングボールに反応して裏へ抜け出し、華麗なダイビングヘッド。オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシがFIFAワールドカップ・ブラジル大会で決めたゴールは、サッカー史に残る最も美しい瞬間の1つだ。 そのゴールを再現することに成功したのが、他でもない、息子のシャキール・ファン・ペルシだ。2022年10月、シャキールがフェイエノールトU17のトレーニング中に決めたゴールが父親のゴールにそっくりだとSNS上で話題になった。 現在17歳のシャキールは、元々マンチェスター・シティ(イングランド)のアカデミー出身。2015年に父親の移籍に合わせてフェネルバフチェ(トルコ)の下部組織に加入すると、その2年後にフェイエノールトの下部組織に籍を移した。2022年5月には15歳の若さでフェイエノールトと2025年夏までのプロ契約を締結し、「10歳からこのクラブでプレーしているので、本当に特別な日になった」とコメントを残している。 注目したいのは、父親譲りのシュートの上手さだ。ゴール前では若さを感じさせない落ち着きぶりを見せ、ゴールキーパーの動きや足の位置を見て正確なフィニッシュを行うことができる。今季はフェイエノールトU19のメンバーとして、公式戦13試合に出場し4ゴールを奪っている。 シャキールが偉大な父親と同じく、4年に1度の祭典で主人公となる日は来るのだろうか。彼の動向は今のうちから追っておきたい。
フットボールチャンネル