フラムMFパリーニャのバイエルン移籍が秒読み段階に 既にクラブ間交渉は成立
クラブ間交渉は既に成立
フラム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャのバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決定的となった。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 身長190㎝の恵まれた体躯を活かした守備だけでなく足元の技術にも優れた万能型の守備的ミッドフィールダーであるパリーニャをめぐっては、昨年夏にも両クラブは移籍について協議したが、2028年6月末までフラムとの契約が残っているパリーニャの移籍に伴って発生する移籍金の金額で折り合いがつかず、交渉は決裂していた。 今年もバイエルンが提示した4600万ユーロ(約80億円)の移籍金をフラムが拒否したことで交渉の行方が危ぶまれていたが、フラムの要求額との差は移籍後のパリーニャの活躍に応じて発生する追加のボーナスによって埋めることで両クラブは合意。あとは、フラムとの間で成立した契約をバイエルンの取締役会に諮って承認を得る作業だけが残っていると『Bild』は報じている。 パリーニャのバイエルン加入が秒読み段階に入ったことで、バイエルンが中盤の選手達の人員整理を行うのかが今後の注目点となりそうだ。現在、パリーニャと同じ中盤の底の位置を主戦場としている選手としてヨシュア・キミッヒ、アレクサンダー・パブロビッチ、コンラッド・ライマー、レオン・ゴレツカ、ラファエル・ゲレーロの5選手がいる。彼らの中で他クラブへ放出されたり、別のポジションへのコンバートを命じられる選手が出てくる可能性は十分にある。 新指揮官のヴァンサン・コンパニ監督は、果たしてどのような決断を下すのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部