【佐世保競輪・レインボーカップA級ファイナル】「高い買い物で気持ち入れた」松本秀之慎が勝利 2着は佐方良行で熊本決着
佐世保競輪のGⅢ開設記念最終日の22日、9Rで行われた「レインボーカップA級ファイナル」は、松本秀之慎(22)=熊本・121期=が坂田康季マークから終BSで自力に転じて捲り切っての勝利。九州3番手で松本の後位だった佐方良行が続いて熊本ワンツーで決着した。3着に入った武藤篤弘までが23日付でS級2班に特別昇級する。 【競輪】2025年度のGP、GⅠ、GⅡ開催地一覧表 熊本の次世代エースが特進を決めた。「特進できるならばしたかった。9連勝はなかなかできないことなので…」。これまで何度も連勝を重ねてきたが、3場所連続完全Vは遠かった。 目標の特進を遂げるべく、練習も気持ちも上げてきた。「久しぶりにレースが空いたので、しっかり練習できた。モチベーションを上げるために、高級ブランドの洋服やベルトを買った」。誰よりも強い思いでレースに臨んだ結果、1着という最高の形でS級への道を切り開いた。 「来年から(定期昇級で)S級だけど、特進という形で上がりたかった。(1着賞金が142万円で)買い物代も返ってきてうれしい」と勝利を喜んだ。 「いいモチベーションでS級に行ける。自分の力を精いっぱい出せるように頑張りたい」。最後は力強くS級戦での抱負を語った。 佐方良行(2着)「(特昇切符は)前の2人に取らせてもらった。松本君が自分で判断して行ってくれたのがポイント。今年中にでもS級で走ってみたいですね」 武藤篤弘(3着)「(マークした)梁島君の落車は残念。今回来ている埼玉の先輩方にセッティングを見てもらって、余裕を持って走れた。点数を上げてS級上位で戦えるように頑張りたい」