清川栄治さん死去、62歳 左横手投げで救援登板438試合 西武などで若手投手の育成に尽力
プロ野球広島と近鉄で中継ぎ投手として活躍した清川栄治(きよかわ・えいじ)さんが5日、悪性腫瘍のため東京都の病院で死去した。62歳。京都府出身。葬儀は近親者で行った。 京都商高(現京都先端科学大付高)、大阪商業大を経て1984年にドラフト外で広島に入団。貴重な左の横手投げとして救援陣を支えた。91年途中に近鉄に移籍。広島に復帰した98年限りで現役を引退した。全て救援で通算438試合に登板し、13勝10敗12セーブ、防御率2・94。連続救援登板438試合は当時のプロ野球記録だった。 引退後は広島やオリックス、西武で長く投手コーチを務め、社会人野球の日立製作所でも指導した。2014年から西武で指導を始め、現在1軍で活躍する高橋や今井のほか、若手投手の育成に尽力。今季から投手育成アドバイザーに就任していた。西武は13日、清川さんの訃報を伝え、14日に開催される1軍の日本ハム戦(エスコン)、2軍のロッテ戦(カーミニーク)で選手らが喪章をつけて試合を行うと発表した。