山本由伸が戦った投手史上最高額契約&初登板1回5失点KOの重圧「シーズンは長い」「いつも通り」
◆米大リーグ カブス1―4ドジャース(6日・米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド) 【動画】大谷翔平と山本由伸がイチャイチャにらめっこ ドジャース・山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、敵地・カブス戦に先発し、5回80球を投げて3安打無失点、8奪三振の好投でメジャー初勝利をつかんだ。大谷翔平投手(29)は「2番・指名打者」でフル出場し、先制点につながる安打を放つなど4打数2安打でアシストした。 初勝利までは平坦な道のりではなかった。ドジャースと結んだ12年総額3億2500万ドル(約461億円=契約発表時のレート)の契約は、二刀流の大谷を除くと、投手史上最高額の契約だった。オリックスで3年連続沢村賞とMVPに輝いた実績があるとは言え、メジャーでは1球も投げていない投手に対しては異例の大型契約だった。 だが、3月21日に韓国・ソウルで迎えたパドレスとのデビュー戦ではまさかの1回5失点KO。周囲も騒がしくなったが、その後は同30日(同31日)の本拠地・カージナルス戦、この日のカブス戦と2試合10イニング連続で無失点を続けている。 多くの重圧をはねのけた右腕は「シーズンは長いので、1試合1試合集中して毎週過ごしていくということだけを心がけているので、いつも通りです。毎週登板があるので、毎週の1試合1試合を大切にすることだと思いますし、その1試合を成功させるために、どの1週間も1日も無駄にすることなく、やっていくのがいいピッチングにつながると思う。ケガなく長いシーズンを投げられることにもつながると思うのでとにかく毎日を頑張りたい」と平然と話していた。
報知新聞社