医療法人ちどり 民事再生法の適用申請 負債約9億円
5日、島根県松江市東出雲町の医療法人・ちどりが松江地裁に民事再生法の適用を申請したことが分かりました。 ちどりは、1993年3月に設立された老人保健施設の運営業者で、介護老人保健施設「ケアセンター千鳥」とサービス付き高齢者住宅「ふれあいハウス五反田」の2か所を運営し、ピーク時の2020年3月期には、年収入高約2億9100万円を計上していました。 しかし、同業他社が運営する施設との競合激化に加え、新型コロナ感染拡大の影響により、稼働率が振るわず、2024年3月期の年収入高は約1億8800万円にまで減少し、この間、多額の借入金や設備投資、人件費などが負担となって赤字経営を余儀なくされ、財務内容は大幅な債務超過の状態が続き、ついに自力再建を断念しました。 負債は約9億円の見込みですが、今後変動する可能性があるということです。
山陰放送