ストーンアイランド、スパイク・リーやジョアン・フェリックスら出演の新作ショートフィルムを公開!
US版『GQ』エクスクルーシブ。ストーンアイランドが、コミュニティと創造性をテーマにしたショートフィルム『The Compass Inside』を発表した。 【動画と写真ギャラリーを観る】ストーンアイランド最新ショートフィルムをチェック! 「これがファミリア(家族)だ。バッジを見ればわかる」 創業42年目を迎えたイタリアのアウターウェア・ブランド、ストーンアイランドは、おそらくその長方形のバッジで広く認識されているはずだ。ブランドのガーメントに縫い付けられたお馴染みのコンパスロゴバッジは、“get the badge in”(バッジを見せて写真に写り込む)というインターネット上の社会現象を生み出した(それどころか、インスタグラムには既存の人物画像にバッジを合成するミームアカウントまで存在する)。このロゴバッジは、世界中にいるブランドのファンを繋ぐ目印として、コミュニティの連帯を示すシンボルとなっている。 そのグローバルなネットワークを描き出すショートフィルム『The Compass Inside』が、日本時間2月9日に公開された。映像作家のジェレミー・エルキンによる新作動画は世界15カ所で撮影が行われ、スパイク・リー監督やプロサッカー選手のジョアン・フェリックス、俳優ジョディ・ターナー=スミスら、普段からストーンアイランドを愛用する著名なファンたちが出演する。 また、動画の中ではイタリアのラヴァリーノにあるブランドの工場や、ロンドンのアーティストSoldier(ソルジャー)のアトリエ、デザイナーのゲルマンズ・エルミッチの製作風景、京都の茶筒職人、開化堂六代目当主の八木隆裕による仕事の様子など、様々なクリエイターによる創作の現場が映し出される。もちろん、その誰もが纏っているのがストーンアイランドだ。 ブランドのマニフェストでもある「The Compass Inside(内なる羅針盤)」と銘打たれた動画について、エルキンは次のように話す。「プロセス、クラフツマンシップ、芸術性、そしてコミュニティに根ざした物語です。ストーンアイランドを身に纏い日々の生活を営む人々、そしてブランドのマニフェストに命を吹き込みガーメントを生み出す職人たちを描いています」 ■様々な“コミュニティ”の概念 「最初のストーンアイランドは友人にもらったものでした」。動画の中で、ソルジャーはブランドとの出会いを振り返る。「とても古いジャケットで、初めて見たときには『いったいこれは何なんだ?』と思いました。ほかのジャケットに比べて、手触りが全然違いましたからね」 “コミュニティ”の概念について、より広い解釈で語る出演者もいた。スパイク・リーは「ニューヨークには人をそこに留まらせる力がある」と、彼の地元であるブルックリン区フォート・グリーンの近隣コミュニティについて話す。一方、ジョディ・ターナー=スミスは「ジャマイカの文化なしに、ロンドンは今のロンドンにはなっていなかったでしょう」と語り、彼女がロンドンのブリクストン地区を歩く場面が映し出される。 出演者が着用しているパーカやピーコート、シープスキンジャケットなどのガーメントは、ヴィンテージ品から2024年秋冬コレクションの新作まで、幅広いシーズンのアイテムを織り交ぜている。 From GQ.COM By Eileen Cartter Translated and Adapted by Yuzuru Todayama