IT企業の九州DTS(福岡) 長崎に開発拠点 来年2月、県外は初
IT関連の九州DTS(福岡市)は8日、長崎市に来年2月、開発拠点「長崎開発センター」を立地すると発表した。開設から5年後までにパートや契約社員を含む42人を雇用する予定。同社が県外に拠点を構えるのは本県が初めて。 県産業振興財団が誘致した。御船蔵町の長崎駅前電気ビル内に開設する。西九州新幹線の開通による利便性の向上や、大規模再開発で今後の経済発展が期待されることから立地を決めた。本県への立地を皮切りに九州全体に拠点を広げていきたい考え。 同社の担当者は「得意とするニアショア開発(地方での開発)、地場との協業や雇用促進を図り、長崎の経済発展を支えていきたい」としている。 同社は2000年設立。中央省庁のデジタル化案件や地方銀行の情報系システムの開発、保守・運用などを手がけている。24年3月期決算の売上高は32億円。4月1日時点の従業員数は173人。