“ギャンブル依存症”に陥ったイタリア代表MFトナーリにさらなる処分か 新たに50件の賭博規則違反疑いでFAから告発
ニューカッスルに所属しているイタリア代表MFサンドロ・トナーリに、新たな賭博規則違反の疑いが浮上した。 現在23歳のトナーリは、昨夏にミランからニューカッスルに完全移籍で加入。移籍金はボーナス込みで7000万ユーロ(約114億円)とも言われており、“アズーリの心臓”だったアンドレア・ピルロ氏を彷彿とさせるプレースタイルのトナーリには新天地での活躍が期待されていた。 だが、開幕から公式戦12試合に出場したところで、トナーリにまさかの疑惑がかけられる。イタリア時代に賭博規則違反をしていたことが判明し、イタリアサッカー連盟(FIGC)から10カ月の出場停止処分を受けたのだ。トナーリは現在も長期出場停止中となっている。 さらに、イギリスメディア『BBC』によると、トナーリは新たな賭博規則違反の疑いでイングランドサッカー協会(FA)からも賭博規則違反で告発されることになるという。トナーリは昨年8月12日から10月12日までの間に賭けを行い、FAの規定に50回違反した疑いがある模様。 所属クラブであるニューカッスルも「サンドロ・トナーリがFAの賭博規則に違反した疑いで告発されたことを認識している」とクラブ公式サイト上で発表。一方で「プロセスが現在進行中であるため、サンドロとニューカッスルは現時点でこれ以上のコメントをすることはできない」としている。 現在、スポーツ界で問題となっている“ギャンブル依存症”。トナーリも依存症に陥っていたことが明らかとなっており、賭博規則違反発覚当初は18カ月の出場停止処分が言い渡されたものの、「ギャンブル依存症からの回復を目的とした8カ月の治療計画」に参加することに同意したことで処分が軽減された。 なお、新たな50件の賭博規則違反疑いについて、トナーリは4月5日までにFAからの告発に返答することが求められている。
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