PCがウイルス感染? 「修理にソフト必要」と言われ103万円詐欺被害 尼崎の女性
11日午後、兵庫県尼崎市の無職女性(70)が「パソコンの修理代などの名目で103万円分の電子マネーをだまし取られた」と県警尼崎北署に届け出た。同署は詐欺事件として調べる。 詐欺罪初公判で「争う」と弁護側 「紀州のドン・ファン」元妻 同署によると、9日、女性が自宅のパソコンを使用中、「ウイルスに感染した」という警告画面が現れ、動かなくなった。女性が表示された番号に電話すると、マイクロソフト社の社員をかたる男が「修理にはセキュリティーソフトの購入が必要」などと言い、女性は指示されるままコンビニ店でアップルギフトカード3万円分を購入。利用番号を警告画面上のフォームに入力し、男に伝えた。 だが、男は「入力ミスになっ た」「ハッカーにやられて入力がうまくいっていない」などとうそを言い、女性に別のカードを購入するよう要求。「セキュリティーソフト代以外は後で返金される」という説明を信じた女性は、複数のコンビニ店で最初に購入したものも合わせ計7回にわたり103万円分を購入し、男に利用番号を伝えたという。 その後、男から「返金の手数料に20万円がかかる」と言われて不審に思い、詐欺だと気づいた。男は片言の日本語を話していたという。