“宝の山”…オリックス、プロテクト当落上と目された逸材(5)ポテンシャル確かなドラ1砲
今オフ、広島東洋カープからフリーエージェント(FA)権を行使した西川龍馬が、オリックス・バファローズへの移籍を決断した。西川はFA制度においてBランクに該当するとみられており、人的補償の行方が注目されていたが、広島は高卒3年目を迎える有望株・日高暖己を獲得した。 一方で、日高のほかにも人的補償で注目された選手も多くいた。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると目された逸材を紹介したい。
太田椋
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/84kg ・生年月日:2001年2月14日 ・経歴:天理高 ・ドラフト:2018年ドラフト1位 ドラフト1位で入団し、球団から大きな期待が寄せられている太田椋。しかし、2023年9月に左手首の手術を受けており、プロテクト外となる可能性も否めない。 天理高から2018年ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団。高卒1年目から一軍デビューを果たすと、翌2020年は20試合の出場ながら打率.259、3本塁打と持ち味の長打力を発揮した。 さらに.2021年には初の開幕スタメンを勝ち取り、自己最多の53試合に出場。しかし、同年は3本塁打を放つも、打率.172と確実性に課題を残した。 翌年以降もレギュラーの座を掴み切れず、高卒5年目の2023年は、故障の影響もあってわずか18試合の一軍出場に終わった。 チームでは紅林弘太郎や宜保翔など、同世代の内野手に後れを取る形となっている。将来が嘱望される逸材だが、充実した戦力を誇るため、太田をプロテクトできるか注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部