【ソフトバンク】モイネロ粘投6回5安打0封で5勝目「勝ちにつながる投球できたのはよかった」
<日本ハム3-10ソフトバンク>◇30日◇エスコンフィールド ソフトバンク・モイネロが日本ハム打線を6回5安打無失点に抑え、5勝目を挙げた。立ち上がりから制球に苦しんだが、要所を締めてホームを死守。150キロ超の直球に自慢のカーブなどを交え、7三振を奪った。 「自分の状態はよかった。(投球の)内容は満足できるものではなかったが、チームの勝ちにつながる投球ができたのはよかった」。6回中5回は走者を背負ったが、粘りの投球でハム打線を遮断した。 登板前。左手のひらにペンでスマイルマークを書いてマウンドに立った。「頭の中は常にハッピーじゃないといけない、というメッセージ。常にハッピーにね」。6回0封で防御率も1・43に向上。リーグトップを守った。6月は自身負けなしの3勝目。「(100球と)球数は多くなったが、体力的には問題なかった。そこは自信にしていきたい」。手に描いたスマイル同様の笑顔を見せた。 ○…正木が4安打を放った22年8月28日日本ハム戦以来、2年ぶりに猛打賞をマークした。1点リードの6回には左中間を破る貴重な適時二塁打。「とにかくつないでいく意識でコンタクトすることを考えました」。2試合連続で打点も挙げ、猛アピール。「結果を出せてちょっとホッとしています。まだまだですが、いい形で打席に入れていると思う」。1軍生き残りへ、さらに結果にこだわる。 ○…慶大の先輩正木に負けじと、新人広瀬もマルチ安打&2打点と奮闘した。3回に内野安打を放ち、8回無死満塁では左前へ2点適時打。「とにかくシンプルに思い切ってスイングをすることだけを考えました。満塁のチャンスで結果を出すことができてよかった」。4回1死満塁では投ゴロ併殺打に終わっただけに、雪辱の一打にもなった。