柏レイソルU-18vsFC東京U-18 壮絶な打ち合いは3-3で決着つかず
4月21日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2024 EAST第3節、5試合が行われた。日立柏総合グランド(人工芝)では柏レイソルU-18(千葉)とFC東京U-18(東京)が対戦し3-3で引き分けた。 【フォトギャラリー】柏レイソルU-18 vs FC東京U-18 前半6分、味方のバックパスを受けた柏U-18GK1栗栖汰志(3年)が前線に蹴ろうとした瞬間、追ったFC東京U-18FW18尾谷 ディヴァイン チネドゥ(2年)が出した足がボールに当たり、跳ね返るかたちでネットを揺らし、ゴール。思わぬ状況で先制した。 追いつきたい柏U-18は26分、FW9ワッド モハメッド サディキ(3年)とのワンツーからMF戸田晶斗(3年)がシュート。一度は相手に阻まれるも再度拾い、再びシュート。これが決まり試合を振り出しに戻す。しかしFC東京U-18は2分後の28分、DF8金子俊輔(3年)のパスを再びFW18尾谷 ディヴァイン チネドゥ(2年)が流し込み突き放した。 チーム戦術、個人戦術ともに長けた両チーム。チャンスとピンチを交互に繰り返しながら、時間が過ぎていく。 それでもややFC東京U-18が攻勢を強めるが、後半15分あたりから運動量が落ち始め、形勢は柏U-18に傾き始める。 カウンター、セットプレーと押し込むなか柏U-18は後半28分、DF4福島 大雅(3年)のロングフィードを受けたFW9ワッド モハメッド サディキ(3年)が右足で決め、2-2の同点。ゴールシーンを間近で見ていたチームメイトは「いける、いける。逆転できる」と声が弾ませた。さらに勢いに乗る柏U-18 は後半38分、セットプレーからFW11吉原楓人(3年)が決めついに逆転し勝負ありと思われた。 しかし、最後に意地を見せたのはFC東京U-18。90+1分、CKからDF5永野修都(3年)、途中出場のMF19髙橋裕哉(2年)がともに頭でつないだところを、最後はDF3岩田友樹(3年)が頭で押し込み、土壇場で追いついた。試合は3‐3で引き分け勝ち点を分け合った。 (文・写真=佐藤亮太)