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プロボクシング7月興行再開へガイドライン作成…救急車待機、出場選手の新型コロナ抗原検査義務化の可能性も

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THE PAGE

プロボクシングの日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)による新型コロナウイルス対策連絡協議会が15日、オンラインで行われ、感染症対策の専門家である岡山大学の公衆衛生学分野、神田秀幸教授の助言を受けた上で、7月に再開する予定の興行に向けてのガイドラインを作成、その確認作業が行われた。  出場選手には、健康報告書を提出させ、当日の体温が37.5度以上あった場合は出場を認めず、プロモーターには会場への救急車の配備(待機)、事故が起きた場合の受け入れ先医療機関の確保を要請。試合数は、1興行で8試合までに抑え、現状の「32ラウンド以上50ラウンド以下」のルールも適用しない。  また7月の時点で、今後、普及するとされる抗原、抗体検査の簡易検査キットが、一般の医療機関で広く使用可能な状況となり、陽性反応者が出た場合の対応方法などがクリアされれば、「可能であれば出場選手の抗原検査を義務づけたい」(安河内剛JBC事務局長)という考えもある。  練習に関しても、細かいガイドラインを取り決める方向で、この日は、神田教授から特にマウスピースの慎重な取り扱いについて助言があった。  興行は、観客の安全確保のため「原則として無観客」(安河内事務局長)が勧められ、もし観客を入れる場合には、自由席は販売せず、全席指定で、前後、左右を開けて間隔をとり、会場定員の3分の1程度に抑えることを開催条件にするという。  入場者に対しては、飲食や観戦についての注意事項が書かれたペーパを配り、そこに任意で氏名、アドレスなどの個人情報を記入してもらい、試合後に回収、新型コロナの感染者が発生した場合に備えて追跡調査が可能な体制を整える。  試合中は、セコンドに対してはマスクと手袋の着用を義務付け、現状、3人が認められているセコンド人数を2人に減らすことを要請。ジャッジ、タイムキーパーなど大会運営関係者にもマスクを着用させるが、レフェリーに関しては「一瞬の判断が求められるので顔に何かを身につけることに抵抗感がある」との意見が多かったため、マスクやフェイスガードは着用しない方向。  またメディアの取材に関してはリングサイドからのカメラ撮影などを許可せず、二階席や離れた観客席からの撮影となり取材ブースを用意するという。  安河内事務局長は、「新型コロナ感染の第二波がやってくる可能が高い中での興行開始であることを理解してもらい、そういった感染がおこらないように予防措置を全うしていく理念でガイドラインを作成した」とガイドラインの作成理由を説明した。  7月16日に後楽園ホールで行われるOPBF東洋太平洋フェザー級王者、清水聡、日本スーパーライト級王者、井上浩樹(いずれも大橋)のダブルタイトル戦は無観客、22日の日本スーパーフライ級王者、中川健太(三迫)の防衛戦、27日の日本ミドル級王者、竹迫司登(ワールドスポーツ)の防衛戦は、いずれも後楽園で観客を入れての興行になる予定だ。  14日に政府は39県での緊急事態宣言の解除を決定。21日に北海道、東京、大阪、神奈川、埼玉、千葉、京都、兵庫の8つの特定警戒都道府県についても緊急事態宣言解除の是非を検討する方向で、31日の期限を待たずに解除される可能性があることも示唆された。プロ野球は、6月19日開幕を目指しており、深刻な第二波が襲ってこない限り、2月27日を最後にストップしていたプロボクシング興行が7月から再スタートする準備は整った。  JBCは選手へのアンケートを実施、相談窓口を設けているが、「ほとんどの選手のモチベーションは落ちていない」という。

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