アダルトグッズメーカーから猟師まで...。 なかなかお目にかかれない"レア職業"の給料を調査!
■資金調達がそのうち滞らないかとおびえる日々 ・バイオベンチャー 主席研究員(男/30代後半) 〈年収〉【額面】900万円〈冬のボーナス額〉なし〈ベアは?〉なし 製薬会社や病院、大学などとの共同研究で、主に創薬や病態解明を目指す研究チームのマネジメントを行なっている。 創業6年目の会社だが、いまだに赤字続き。バイオベンチャー業界は不祥事も多いので、そのうち資金調達が滞るのではないかという怖さはある(うちの場合、不正はなさそうだが)。 ただ、そういう不安定さを感じつつも、ひとりひとりの裁量が大きいのがベンチャーの楽しいところ。それでもやる気のない部下がいたり、高学歴でも仕事のできないスタッフがいたり、不満がないわけではないので、次は安定した製薬会社に行きたい。 ■ゲーマーにとっては天国のような職場 ・ゲーム会社 バグチェック(男/30代前半) 〈年収〉【額面】220万円〈冬のボーナス額〉3万円(前年比→)〈ベアは?〉なし 10時から18時まで、1日中ずっと新作ゲームのバグチェックをするお仕事。 裏技が実際に起動するか、セリフが枠の中に収まっているかなどを細かくチェックしている。新作ゲームを誰よりも早く試せるのは、ゲーム好きとしてはうれしい。また、自分がチェックしたゲームが世に出た瞬間や、話題になっているのを見たときなどは、なんともいえない満足感がある。 会社はオタク気質の人が多く、仕事中はとても静か。煩わしい人間関係などはなく、上司から怒られることもない。休憩中もゲームの話で盛り上がるくらいだから、良い職場なのだと思う。 取材/井澤 梓 奥窪優木 友清 哲 西田哲郎 橋本愛喜 東田俊介 室越龍之介 文/友清 哲 イラスト/服部元信