ECBホルツマン氏、12月利下げの可能性示唆-クライネ紙
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、12月の利下げは可能だが、決して保証されているわけではないと述べた。
オーストリア紙クライネ・ツァイトゥングによると、ホルツマン氏は12月利下げについて「現状では可能性はある。今のところ否定する材料は何もない。しかし、だからといって自動的にそれが起こるわけでもない」と語った。
ECBは6月以降、すでに3回利下げをしており、来月も引き下げるとの見方が根強い。ホルツマンはECB当局者の中で最もタカ派的な1人。
先週の米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことについて、ホルツマン氏は「トランプ氏が関税導入計画を実行に移すことは想定できる」と述べた。
「ブロック形成が強まる危険性があり、それはすでに明らかになりつつある。共通の、望むらくは世界全体での、貿易の発展に逆行する動きであり、誰にとっても不利益になる」と語った。
原題:ECB’s Holzmann Says December Rate Cut Possible, Kleine Reports(抜粋)
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Zoe Schneeweiss