富山県高岡市伏木に災害ごみ集積場設置 ボランティア15人が作業
富山県高岡市は25、26の両日、伏木万葉ふ頭の駐車場に災害ごみ集積場を設け、能登半島地震で大きな被害を受けた伏木地区の住民の持ち込みを受け入れている。初日は災害ボランティアの参加者が集積場での仕分けや地区内で災害ごみの搬出などの作業に汗を流した。 ボランティアは市内外から15人が参加し、伏木地区を中心に6カ所に分かれて活動した。集積場では次々と持ち込まれる災害ごみを、倒壊した家屋の廃材、ガラスや陶磁器類、ブロック塀、電化製品の4種類に分別する作業に取り組んだ。 災害ごみの搬出に励んだ富山南高校3年の井藤咲良さんは「高齢者の方に喜んでもらえたのでやりがいを感じた」と話した。 市災害ボランティアセンターによると、災害ごみの搬出依頼が増えているが、軽トラックなど運搬用の車両を確保するのに苦労しているという。担当者は「ニーズが増えていくと対応できなくなるため、車両確保にも協力してほしい」と呼びかけた。