日本の”衝撃敗戦”にスペインメディアも驚き GL敗退の予想も 久保建英の復帰が「予想よりも早くなる可能性もある」
サッカー日本代表は、現地時間1月19日、アジアカップグループリーグ2戦目のイラク代表戦に1-2で敗れた。昨年より公式戦10連勝と強さを誇り、優勝候補最右翼とも評されていた日本が、イラクに序盤からリードを許し大会2戦目で黒星を喫した。 【動画】鋭いカウンターに守備崩壊! 日本代表のイラク戦ハイライトを見る この敗戦により、グループ首位通過の可能性が消えた日本は、3戦目のインドネシア代表戦にノックアウトステージ進出を懸けて挑む。今大会、グループ3位でもベスト16入りの可能性があるものの、チームを立て直すためにも、日本は白星という結果が求められることは言うまでもない。 だが、日本がイラクに敗れたことの衝撃は世界各国で大きな反響を呼んでおり、欧州でははやくも大会出場選手の所属クラブ復帰を論じる声も挙がっているようだ。スペイン国内ではレアル・ソシエダの久保建英の動向をについて、現地メディアが報じている。 サッカーサイト『MUNDODEPORTIVO』は現地時間1月19日、公式サイト上において「カタールで開催中のアジアカップで、タケフサ・クボの日本代表は不本意な結果に終わっている。開幕戦のベトナム戦では4-2で勝利を収めたものの、イラク戦では1-2とまさかの敗戦を喫した」と試合結果を報じており、「クボは先発メンバーに名を連ね、61分間プレーしたが、チームの敗戦を食い止めることはできなかった。グループステージで敗退し、クボがドノスティアに早期帰国する可能性さえある」と綴っている。 また、同じくスペインメディア『Estadio Deportivo』では、現地時間1月20日、久保の特集記事を配信しており、その中でイラクに敗れた日本について「グループ内で微妙な状況に陥っている」と伝えた。 さらに、「レアル・ソシエダは、アジアカップが開催されているカタールで何が起きているのか注視している」と記しており、久保が代表合流前に左太ももを負傷していたことなどを振り返りながら、「彼の復帰は予想よりもはるかに早くなる可能性がある」と指摘。その上で「実際、27日の土曜日に予定されている次のリーグ戦、ラージョ・バジェカーノ戦の前にサン・セバスティアンに戻る可能性も否定できない」と見通している。 スペイン国内では昨年末より、久保の大会出場へのさまざまな声が上がっていた。そして日本の敗戦により現在では、グループリーグ突破を危ぶむ声さえも飛び交う状況となっている。予想外の形で各国からの注目度が増すこととなった日本は、ベスト16への切符が懸かるインドネシア戦でどのような戦いをみせるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]