小池都知事が定例会見2月9日(全文1)今後10年でオール東京で無電柱化を加速
復興オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについて
次に復興オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みの一環としてご紹介したいものがございまして、こちらでございます。これは熊本県と協力をして復興 それから3番目でございますが、無電柱化に関するお知らせであります。とりわけ私、熱心に取り組んでいます、この無電柱化でございますけれども、東京都無電柱化計画の素案を作成したので、そのお知らせであります。都におきましては東京の防災力を高めて、都民の皆さんが安全・安心に暮らせるセーフシティを実現するためにこの無電柱化を進めているところでございます。そして昨年の9月に都道府県初となります、東京都無電柱化推進条例を施行しました。そして電柱の新設を禁止する、技術開発を推進する、積極的なPR活動をするということなどなど、現実に取り組んでまいったところでございます。
無電柱化に関するお知らせ
それから3番目でございますが、無電柱化に関するお知らせであります。とりわけ私、熱心に取り組んでいます、この無電柱化でございますけれども、東京都無電柱化計画の素案を作成したので、そのお知らせであります。都におきましては東京の防災力を高めて、都民の皆さんが安全・安心に暮らせるセーフシティを実現するためにこの無電柱化を進めているところでございます。そして昨年の9月に都道府県初となります、東京都無電柱化推進条例を施行しました。そして電柱の新設を禁止する、技術開発を推進する、積極的なPR活動をするということなどなど、現実に取り組んでまいったところでございます。 そしてこのたび、この条例に基づいて東京都無電柱化計画、仮称でございますが、この素案を取りまとめをいたしました。この計画は都の無電柱化事業、今後10年間どのような基本方針でいくのか、そして目標はどうなのかということを定めたものでございます。で、具体的な内容ですけれども、まず、都道の無電柱化でありますけれども、これまで重点的に整備を進める地域をセンター・コア・エリアのブルーというか、紫色で囲んだところですね。環状六号線、環六と山手通りということになりますけれども、これを広げまして、環七、環状七号線の内側エリアまで拡大をいたします。 それから重点的に整備する路線でございますけれども、防災の観点からの無電柱化ということもこれあり、第一次緊急輸送道路に加えまして、この一時路線とそれから区市町村の庁舎であるとか、災害拠点病院などを結ぶ都道を新たに位置付けるものであります。このように都道につきましては、東京2020大会までにセンター・コア・エリア内の対象路線を完成させる、それから環七の内側エリアの対象路線の全線で事業を着手するように進めていくという計画でございます。 それから区市町村道の無電柱化についてでありますけれども、こちらのほうも積極的に促進をしていきます。区市町村の取り組みを財政、そして技術面で支援をいたしまして、またこれを活用したモデル路線での実施事例の拡大などで、区市町村におけます無電柱化の機運の醸成を図っていきます。これはご承知のように巣鴨地蔵通りになっているわけですが、おばあちゃんの原宿といわれるように高齢者の方が大変、このお参りに行かれたりすることでにぎわうところでございますが、両端は電柱が立っておりまして、それに加えて街灯があると、アーケードがあるということでございますけれども、ここを無電柱化することによってより道幅が広くなるということなど、ビフォーアフターでそれぞれ無電柱化を体感していただけるような、これらのモデル路線を進めていきたいと考えております。 それから再開発など、まちづくりにおけます面的な展開でも無電柱化を推進していきたいと考えています。例えば都市開発の諸制度を改定いたしまして、開発の区域を越えて無電柱化を行う場合は、容積率を最大200%割増しをするなどでさまざまな制度、インセンティブですね、これを活用して、民間事業者にまさしくプラスアルファを付与することによって無電柱化の取り組みを促していくということでございます。これによって無電柱化と容積率の拡大ということで、まちづくりがさらに大きく、また安全に変わっていくということが期待されると思います。 それから無電柱化を加速させるためには技術開発、イノベーションが大切でございます。この無電柱化がなかなか進まない理由とすれば、最大のポイントはやっぱりコストが高いということがあります。このコストを縮減するために官民が連携して材料の見直しであるとか、それから低コストになる手法の確立など、コストを縮減するということで、整備コストを現在の3分の1程度、少なくとも3分の1程度をカットしていくということを考えており、進めてまいります。 このようにさまざまな施策を総合的に展開して、今後10年間で、オール東京で無電柱化を加速させていくという、そういう内容になっております。この計画についてはパブリックコメントを実施いたしますので、今日から2月23日までの間の実施とさせていただきます。そしてこの年度内に計画を策定する予定といたしております。素案でございますけれども都のホームページからダウンロードできますし、都民情報ルームなどでも閲覧することが可能となっておりますので、ぜひ都民の皆さま方からのご意見を頂戴したいと、このように考えております。担当は建設局となっております。 それから4番目でありますけれども、こちらが中小企業に関連するテーマであります。東京の中小企業振興を考える有識者会議の開催についてのお知らせであります。この会議を設けることについては以前もすでにお話をしたとおりでございますけれども、中身は優れた技術であるとか独創的なアイデアを持って東京の経済を支えている中小企業を支援する、それを計画的に進めるということで、10年間にわたって中長期のビジョンを新しく作成するものであります。 このビジョンの内容についてさまざまな視点からのご意見をいただく、検討をする、そのための有識者会議を開きます。第1回の会議は2月19日の月曜日に開催をいたします。有識者の会議のメンバーでありますけれども、物づくりから小売りまで含めた中小企業の複数の業界であるとか、それから働き手の実情に詳しい団体、それから現場での課題解決に取り組む経営者の方々、そして産業分野の研究で実績のある研究者の方々、計11名の方々にご参加いただく予定としております。 今回の会議ではまず中小企業を取り巻く経営環境の現状ということをよく理解をし、そして課題を検討する上で役立つ知識や考え方について、シンクタンクの方からプレゼンをしていただくことといたします。そしてそれをベースに活発な意見交換につながればと考えます。当日、私も出席いたします。中小企業の振興に向けた議論をしっかりと進めていくことは東京の経済をスムーズに、そしてエネルギッシュに進めていく上では不可欠な要素だと考えております。ということで私のほうからは以上4点についてのご報告でございました。どうぞ。 TOKYO MX:知事ありがとうございました。 【連載】小池都知事が定例会見2018年2月9日 全文2へ続く