「ダケ・ピーク」オープン 福島県二本松市の陽日の郷あづま館新施設 足湯暖炉やレストラン、土産品店…
福島県二本松市岳温泉にある陽日の郷あづま館の新施設「Dake Peak(ダケ・ピーク)」のオープニングセレモニーが27日行われ、復興のシンボルの足湯暖炉に火をともした。 神事に続いて二本松藩主丹羽家18代当主の丹羽長聰さん、三保恵一市長、安達太良小6年の塩見旺矢さん、佐藤羽胡さんがたいまつの火をリレーし、足湯暖炉に点火した。菅野京一二本松商工会議所会頭らが見守った。 三保市長が「近くの岳温泉ニコニコ広場と一体となった活用を願う」と祝辞。藤井宏二社長は「東日本大震災、本県沖地震、コロナ禍と困難が続いた中で、新たな施設を復興の象徴にしようと取り組んできた」と述べ、にぎわいと交流の拡大に期待を寄せた。 ダケ・ピークは足湯暖炉、レストラン、サウナグッズの専門店、土産品店、地酒の酒蔵が並び、一般客も利用できる。今春にはベーカリーが開業する。午前8時から午後8時まで(休館日除く)。 あづま館は2021(令和3)年と2022年の本県沖地震で建物に被害が出た。サウナの新設や洋室棟リニューアルなどを進め、今回で主な整備が完了した。