ドコモ社長に前田義晃氏 リクルート出身、初の生え抜き以外
NTTドコモが、リクルート出身の前田義晃副社長（54）を社長に昇格させる人事を固めたことが26日、分かった。ドコモの前身の会社が1991年に設立されて以来、NTTグループの生え抜き社員以外がトップになるのは初めて。井伊基之社長（65）は相談役に就く。若返りにより通信分野以外の強化を目指す。 前田氏はリクルートからの転職組として、共通ポイント「dポイント」やスマートフォン決済の「d払い」といったサービスの導入に手腕を発揮した。マネックス証券の子会社化も主導した。 NTTデータグループは、最高技術責任者の佐々木裕副社長（58）が社長に昇格する人事を固めた。主要事業子会社NTTデータの社長も引き続き務める。本間洋社長（67）は相談役に就く。 ◇前田 義晃氏（まえだ・よしあき） 北海道大卒。94年リクルート。00年NTTドコモ。常務執行役員などを経て22年6月から副社長。北海道出身。 ◇佐々木 裕氏（ささき・ゆたか） 東大院修了。90年NTTデータ通信（現NTTデータグループ）。常務執行役員などを経て23年6月から副社長。東京都出身。(共同)
